いけるよ春蘭
庭のあっちこっちに咲きはじめている春蘭は、けっこう花びんの中でもつし、見た目も悪くないし、これは役に立ちそうだなあ。ありがたい。
でもこの春蘭、いつ植えたのかも覚えてないし(多分、お隣のご主人が植えて下さったのではなかったかしら)、まったく世話もしないで放置しているのに、いつの間にか庭のあっちこっちに増えているのだ。ありがたいけど、いったい何で増えているのだろう? 種でも根でもなさそうだけど。
本当に少しずつ草取りもしているのだが、今朝気がつくと、何ともう垣根のジャスミンが開きかけているようで、ぶるっている。いいけどね、匂いもいいし、当面切り花には困らないかもしれないから。
昨日あんだけ大騒ぎして、皆に小説の小包を送ったのだが、今朝その一人の友人からメールで、昨日から旅行に出たって。ぎゃあとあわてて、郵便局に電話して、一週間は留め置きしてもらえると確認し、彼女のホテルに電話したら、週末には帰るから大丈夫とのこと。ついでにちょっと、おしゃべりする。
彼女の地元は地方選挙の激戦区の一つで、投票日には絶対帰って、野党の候補者に入れなくちゃならないと言っていた。私らの世代って、まったくおたがいまじめだなあと笑い合ってしまう。爆弾事件の話もした。こんなことで絶対笑っちゃいけないのはわかっているが、あの容疑者の若者が、選挙のやり方に不満で政府を告訴までして裁判中というのに、それでもって爆弾投げるという理屈のつながり方が私はもうまったくわからない。民主主義を守りたいのかこわしたいのか、どっちやねん。絶望と希望が両立しているのかどうか、とにかくどこかがおかしいよ。
前に善光寺で賓頭盧尊者像が盗まれて、無事に返ったあとで、犯人が賓頭盧長者に恨みを抱いていたとラジオで言っていて、どういう恨みなのかものすごく興味があったが、それきり報道がなくて私は欲求不満なのだが、それとちょっと似た気持ちもある。犯罪の動機というのが、どうもいまいち、想像がつかない。