いたのかい。
◇今朝は五時に起きて、しめしめたっぷり仕事ができると思っていたのに、何だか時間をつぶしてしまい、もう陽ざしが強くなった九時ごろに、大急ぎで水まきをした。そうしたら、ここ数日見かけなかった、前庭の鉢植えのどれかに居ついているらしいバッタが、ぴょいと飛び出してきた。おー、いたのかとうれしかった。少し大きくなったような気もする。どこの鉢の花の中にかくれていたのか知らないが、手足と頭が茶色で胴体が緑という複雑な色分けになっていたから、枯れ草と緑の葉のまじった中にいたのかもしれない。
◇庭の工事をする若い人が、今日も来て働くので、休めばいいのにと言うと、明日は台風が来るかもしれないから、少し崖を見ておかないととか言う。台風なんて伊豆半島や関東を直撃でしょうがと言うと、高気圧がひしめいているから、あり得ないような奇怪なルートを取っていて、明日は四国や九州に接近しそうで、しかも一日居座るみたいなのろのろ台風らしいと言う。嘘だろとパソコンで確認したら、本当にその通りで、変なS字型を描いて進みつつあった。たしか明日明後日は近くの芦屋や直方の花火大会だぞ。私も行こうかなと思っていたから、中止になったら残念だが、それより関係者は生きた心地もなかろうと同情する。
◇今日は、お買い物と文学をネタに読書会をしようと、女性二人と、その若者といっしょに、「渚にて」の話などしながら、お茶飲んでおしゃべりした。カツジ猫は皆の目の前のベッドの上に寝ていて、ときどき起きては皆に愛想をふりまいていた。なれんことをしたので疲れたのか、今また寝てしまってるようだ。