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いやっほー

おー、今日は大寒だそうで。ここからは春に向かって暖かくなるのか。

そういう日にふさわしくかどうかわからんが、最後まで残っていたチーズオードブルと穴子の肉巻きと数の子を食べあげて、やっとこさ正月用品の食べ物がすべて片づいた。なかなかな達成感。あ、いや、まだ立派なハムが一巻き、冷凍庫に保存してあるな。あれは保存食だからいいことにしよう。

切った枝を庭に積み上げていたのを、折っぺしょって少しずつ燃えるごみの袋につめて出している。中には、カマキリの卵がくっついていたりするので、そういう枝は、そのまま庭のすみっこにさしておいてやっている。暖かくなれば、その内、卵も孵るだろう。

久しぶりに花屋さんで、花を買った。紫のカスミ草とオレンジのスターチス。何だか、いい匂いまでする。ドライフラワーにもなるようで、楽しみだ。

疲れるとベッドに転がって、手当たりしだいに買って来た文庫本を読み飛ばしている。「侠飯」「これは経費で落ちません!」「ホテルクラシカル猫番館」などなどなど、シリーズものを片っぱしから片づけて、たまに「この恋は世界で一番美しい雨」(文庫本のカバーがキラキラでやけにきれい)とか「わたしの好きな庭」とか「ありふれた祈り」とか、長編単発ものも読む。昨日は桐野夏生「夜の谷を行く」を読んだ。前に単行本で読んだ気もするのだが、覚えてないので、きっと気のせいだろう(笑)。索漠とした陰惨な雰囲気が、次第に健全な色彩に変化し、最後の数行で一気に力強い輝きに満ちるのが、あっと息を飲んだ。さすが。連合赤軍については私も書いたことがあって、ちょっと桐野さんに読んでほしくなったりする。

米澤穂信は甘いのにシャープなのが少しきつくて、最近はちょっと読まないでいたのだけど、直木賞をとったのは、やっぱりうれしい。

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カツジ猫