いろいろご案内。
◇今日の授業で学生に「妙海道の記」という紀行が超つまらないという話をしたら、やっぱり「そう言われると読んでみたい」という感想もありました。このブログも紹介したので、見に来た人もいるかもしれないですね。書棚の「近世紀行文紹介」の、ずっと前の方に出て来ます。探してね。
ついでに授業でも言おうかと思って忘れたけど、明日金曜日の13:30から宗像ユリックスのハーモニーホールで、戦争法に関する、憲法学者小林節さんの講演会があります。私も司会者の一人です。
いろいろな意見があると思うし、ある方がいいのですが、18歳で投票ができるようになることもあり、政治にはぜひ関心を持ち、発言や行動もできるようになってほしいです。しかもこの講演会、学生は無料ですよ。大変お得だと思います。参加者が多い可能性があるので、行く人はお早めに。でももし席がなかったら、通路に座るかどうかして、お年寄りには譲ってあげて下さいますか?ごめんけど。
それから、同じユリックスの二階で、明日の午前中まで、「大浦湾の生き物たち」という、写真展示をやっています。圧巻ですよーきれいですよー、サンゴだのウミウシだのヤシガニだの、もう海好きにはこたえられません。
大浦湾は辺野古の基地ができたら埋め立てられる場所で、今もコンクリートの塊がときどき落とされています。こういう美しい珍しい生き物たちの上にそれが落とされて、つぶしているということを、せめて私たちは知っておくべきです。
テレビのダッシュ村なんかで、東京湾がきれいになったとか魚がいるとか注目されて、それはそれでいいですけど、あの百倍もあざやかな色彩の多様な命が棲息する、辺野古の沖の海底のことはほとんどの人が知らないと思うと、あらためて大都会はひいきされてるなあと、痛感します。原発が作られそうな上関の沖も似たようにきれいな海なんだそうで、要するにあれよね、原発だの基地だの作ろうと思えば、反対する人の少ない辺鄙なとこが狙われて、そういうとこは人間が少なくて海も山も汚染されていないからして、動植物が美しく栄えているわけですよね。そしてそれを誰も知らない、知らせないまま、つぶして滅ぼしてしまう。ほんとに人間の私が言うのも何ですが人間ってろくなものじゃないですよ。地震が天罰とか言う人にはまったく賛成しませんが、何かの警告と言われると、微妙なちがいだけど、ちょっとそうかもしれないと思いたくなる。
◇明日はわりと涼しいそうで、叔母の遺した派手なワンピースを着て行けるかな。どっちみち、他に着る物はないんだけど。