いろいろな連想。
キャラママさん。
こんな時にとも思いますが、しょーもないことばかり思いつくというか、思い出すのな、私って。
◇いろんな動物愛護団体が防護服もつけずに、命を張って救援活動してるわけじゃないですか。政府や行政がするべきかもしれないことを、今はそんなヒマはないだろうし、一刻を争うからってんで、要求もしないで、自分たちが無償のボランティアでやってるわけじゃないですか。私たちもとぼしい中から義援金や支援物資送って、それを支えてるわけじゃないですか。
言ってみれば、「あんたらのすることを、しないからって文句言ってるヒマも惜しいから、こっちがしてやってるんだ」ってことですよね。まあ、皆さんそんな下品なことは、おっしゃらんだろうけど。
なのに、警戒区域、立ち入り禁止と来られては…映画「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクじゃなく旧作の方で、ラストに近く、皆のリーダーだった牧師が、うちつづく困難の中でもきわめつけの、絶望的な事態が起こったとき、神に向かって咆哮するんですよね。
「助けてくれとは言わない。邪魔をするなーっ!!!」(←ここ、赤字で書きたいわい)
彼の気分が、よーわかりました。
◇旧「板坂耀子研究室」の「授業ノートコーナー」の「動物と文学」の中の「人間ぎらい」の(ああ、しんど)最後に、キャラママさんが紹介してる(これ、「動物登場」の本でも読めます)、ますむらひろしの「霧にむせぶ夜」ってマンガがあるじゃないですか。ちょっと原文を引用しますよ。
「(このマンガは)東北の田舎のとある川のほとりで、霧が深い夜に全国から集まった猫たちが会合を開いて、環境破壊から地球の未来を救う相談をするという内容だ。(略)
会議のテ-マは、最近の京都会議を思い出させるが、ちがうのは、猫たちの話し合いでは人間が地球や他の生物に対して行った数々の罪が糾弾され、ついに人間を地上から抹殺すべきという方針が全会一致で確認されることである。」
「自然破壊や人間の横暴について弾劾する硬質な文章の多用。猫の顔の毛を細かく書き込むリアルな描線と、耳を伏せ口を大きく開けて目をつり上げた猫たちの表情。時に笑いを誘いながら、猫という生き物の姿を借りて爆発していた怒りの激しさ。自分たちを取り巻く状況の悲惨さに涙する仲間に向かって、彼らは叫ぶ。
『泣いている場合ではありません。不平や不満を言ってばかりで、動こうとしない連中とは僕らは違います。僕らは猫なのですよ』
そして彼らは人類の滅亡を決定した。霧の深い夜に、北国の田舎の橋のたもとで、上郷農協から借りてきた机を囲んで。」
もう、最近みょーにこればっかり思い出し、今日もだけどニュースを見るたび、あー、今ごろきっとどっか東北の橋のたもとで、猫たちが会議してるぞと、背筋がぞくぞくしてきます。
ん、そろそろ文字制限にひっかかるかな?