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いろいろ予測できないが

今日は(いや昨日か)集中講義の準備をしに、久しぶりに大学に行った。
これまでずっとオンライン授業で、対面授業が始まるのは、初めてらしく、いろいろとまだ手探りの状態の部分が多い。
事務室でいろいろ聞いて、だいたいの要領はおかげでつかめた。事務の人も大変だろうなあ。こんなに予測できない事態の連続では。よくやって下さっている。
おかげで何とかなりそうな見通しは一応ついた。
少なくとも構内けっこうがらがらだろうから、駐車場に困らなさそうなのはありがたい。

書庫の整理もかねて、「月園翁旅日記」という江戸時代の紀行をぼちぼち読んでるのだが、字は読みにくいし内容はやたら豊富だし、おまけに長編で、こんなのよりもっと短いのから読み始めるんだったと後悔してる。吉野の近くの村で、牛を引いて来るばあさんが手にさげていた「早く豆腐」の正体がわからない。多分高野豆腐なんだろうけど。そのへんの村で十一月に髪もそらず入浴もしない風習があるというのもわからない。そのくせ、上総の「其処一里」と今でもよく知られたことばも登場するし、畔戸の浜あたりで、舟の上で獲った魚をすぐ食べて、サバの片身を切って食べて、まだぴちぴちしているあと半分を海に戻したら泳いでったとか、とんでもない記事もある。そんなのが一行ごとに登場するから面白いけど、さっぱり先に進まない。急ぎの仕事もあるのにな。さしあたり明日は授業ノートをまとめ終わらねば。

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カツジ猫