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うう、今ひとつ、かみあわない

◎仕事はどうにか進んでいますが、暑さや疲れのせいもあって、いまひとつ、乗りきれていません。まあ、ぼちぼちと前進はしているのですが。
関川夏央の「世界とはいやなものである」とか、佐藤優の本とかでアジアの近現代史をさまよっています。それにしても関川さんは三度も北朝鮮に行っているのに、他の国、韓国とかソ連とか中国に比べて、もどかしいほど北朝鮮のイメージが浮かび上がってこないのはなぜでしょう。現地に行っても、これだけつかめないというのは、どういう国や人々なのか、本当にわかりません。
関川さんは、あの国は国家じゃない、カルト集団だと考えているようで、そう言えば大韓航空機爆破の金賢姫だっけ、彼女の本もいくつか読んだのですが、こんな素直に単純に国を信じていたのかと、拍子抜けしたあの感じは、オウム真理教の信者の話を聞いた時の感じと、似ていないこともない。
関川さんの見解だと、韓国も中国もどこも北朝鮮のことを真剣に考えている国はもう今のところないようで、それも何だか困ることですね。それなりに社会主義を支持してきた者のはしくれとして、何やら責任を感じてしまうのですが。

◎その一方で江戸時代についての本もあれこれ読んでいて、こっちも何だか収拾がつかない。一方で翻刻やら紀行ファイルの作成やら、自分なりのノルマもあるし、毎日あせっています。庭に植えたきゅうりがまたたく間にのびて、つるをからめはじめているのを見ても何となくあせってしまうなあ。(笑)

◎お盆はすぎましたが、明日あたり猫たちのためにお墓まいりに行こうかと思っています。この近くの山上の墓地に私が建てた小さい墓で、私の名前をまん中に、生きているのも死んだのも、いっしょに暮した猫や犬の名が刻んであります。いやがられないかと心配でしたが、周囲にどんどん新しいお墓が増えるので、少しほっとしています。
永代供養にしていますが、どうせ私が死んだら誰も来ないのだからと、線香立ても花立てもありません。行ったら墓石を水で洗ってくるだけです。ダムの近くで町と湖を一望できる、なかなか爽快な気分になれる場所です。

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カツジ猫