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うぐいすその後

◎今日もまた、とんでもないほどいい天気です。半そでを着ていてもまだ暑い。
今朝は地域の、燃えるゴミを出す日で、カラスがいたずらしないようにかけておく網を、ゴミ収集車が行ったあと、片付けておくという当番が、これから二週間、私です。さっき収集車が来て、ゴミを持って行ってくれたので、網を丸めて箱に入れて、ひと仕事終わりました。

ゴミ収集車が来てくれる時間がわからないので、うっかりしていると、通りかかった方や近くの方が網を片づけてしまってくれることがあり、わざわざ予定を繰り合わせて在宅している当番の者としては、そうならないよう、妙に必死になるのです。いつかの集まりのとき、若いご夫婦が「少し遅くなってもきっと片付けますから、そのままにしておいて下さい!」と皆にたのみこんでいました。その気持ち、よくわかる。しかし、通りかかって網がそのままだと、当番でなくても何だか片付けてしまってみたくなる気持ちも、これまたよくわかる。(笑)

◎それで、ゴミ収集車を見逃すまいと、自宅とゴミ置き場の間を行ったり来たりしていると、例のうぐいすが、今度はしっかり私の家のすぐ前にある小さな森(というか木立)の中で、あいかわらず、いい声で鳴いていました。

おお、無事だったかと、しばし聞きほれていましたが、あいかわらずの美声で歯切れもいいのですが、なぜか最後の「ケキョ!」のあとに、もう一度いらんもんを「ケキョケキョ」と、つけ加えるようになっていました。
上手が昂じて、アレンジを加えたくなったのか、その心境はわかりません。(笑)
「いや、おまえさん、もとの方がいいよ」と思いながら聞いていると、時々は前と同じように正統オーソドックスに「ホーホケキョ!」と、ほれぼれするようにみごとにきっちり、しめたりします。
もしや二羽いるのか、とも思いましたが、やっぱり一羽のようでした。

うぐいすは、谷渡りという「ルールールーチッチッチッピッチョッケッピッチョッケッケッキョケッキョケッキョ」と聞こえるような、長い面白い鳴き方もするのですが、それもちゃんとマスターしていて、しきりに鳴いて見せてくれていました。
あれをマスターする過程で、「ホーホケキョ」の末尾にも飾りをつける癖がついたんだろうか、などと思いめぐらしています。

◎私の手入れが悪くて、くたばりかけたシクラメンの鉢を、もう暖かいからと外に出して、カツジ猫の庭の金網のすぐ外においています。もう花もないのに、さっきオレンジと黒のちょうちょが、ひらひら鉢にたわむれていました。
本当は花が咲き乱れている金網の中に入りたいのでしょうが、微妙に羽根が大きすぎて、中には入れず金網の外を舞っています。

気がつくと、カツジ猫が金網の中で目を皿のようにして見つめていて、ときどきかけよって、ちょっかいを出すのですが、当然届かず、ぼうっとちょうちょを見守っていました。
以前カツジは、私の大好きな大きな銀やんまをつかまえて、いたぶっていたことがあり、蝶もとんぼも、うかうか金網の中に入るなよと私は祈っています。

◎じゅうばこさん

憲法や映画の感想、ひきつづき期待しています。

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カツジ猫