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うっわあ、これはきつい

先月死んだ猫のカツジが、具合が悪くなって最期が近くなったころ、私はもしやと思って、いろんな猫の健康食やサプリメントをネットで注文していた。カツジはどれも食べてくれないままだったので、封を切ったものはお墓に入れ、残りは人にあげてしまった。
 そうしたら、無理もないが、それらのメーカーから、お得意様と思われたらしく、ずっとメールで新商品とかを宣伝して来る。まるで病気や事故で死んだ子どもの家に入学式前に制服やランドセルや学用品のパンフレットが届くようなもので、がっくりげんなりさせられる。

「もう猫は死にました」と通知すればいいのだろうが、なんかもう、そんな元気も残っていない。くさくさしながら放っておいたら、どうも私は当時よっぽどとり乱していたのか、何とかコースみたいなのをまちがって申し込んでて、新しく次の回の健康食が送られてきて、三千六百円たらの請求書が入っていた。これはもう明日にでも電話をかけて断るしかない。エサの方はそろそろ月命日だから、墓に供えて、またその後でどなたかにもらってもらうかな。

転んで傷めた足はほぼよくなったが、何しろほとんど動けなかったから、ごみも古新聞も段ボールも、処理できないままうず高く部屋のあちこちに山になっていて、上の家同様、下の家も玄関から足の踏み場もないどころか、室内の移動もままならず、うっかりしたらまた転倒して足どころか首の骨でも折りそうだ。カツジのお墓参りに来てくださるという方も何人かいて下さって、お会いしたいしお話もしたいのだが、このままではとても無理。しばらく待ってもらうしかなさそうだ。がんばって片づけて、またバテたらお話にならない。せめてカツジの一周忌はしてやりたいから、それまで生きていないといけない(笑)。私はよく、おゆきさんやキャラメルの命日に、カツジに向かって、おまえの命日は、とても十回は無理かもしれないよとか言っていたから、やつはきっと、早めに死んでたくさんの命日をやってもらおうと考えている節がある。はいはい、できるだけは、やってあげるよ。心配すんな。

フェイスブックを一時休まねばならなくなったのは、とても残念だし、くやしいです。おいでくださる方々との交流はとても楽しく、力づけられるものばかりでした。失うのは本当に淋しいです。
 ただ、どれだけお願いしても私に執着するのをやめない方の存在が、あまりにも不可解で、こうするしか離れていただく方法はないだろうとの判断にいたりました。
 私は昔から、近づけたくないものを遠ざけるためには、大好きなものでも切り捨てます。そうやって、たくさんの貴重なものを手離して来ました。この性格は変えようがありません。特に自分が大切にして愛しているものに、自分が決して許せない人が、すきあらばという勢いで触れたり関わったりするのは、おぞましすぎて、耐えられません。どんな犠牲を払ってでも、そういう人には近づいてほしくない。どうぞ、ご理解下さいますよう。

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カツジ猫