うふふのふ
先日ちょっと書きました北九州の高石餅店の「ウクライナ餅」(私の勝手な命名)、土曜日だけ営業されているお店で、メールでお尋ねしたら、配送もして下さる由。でも今日はあまりに天気がいいし、久しぶりにドライブもしたかったので、めったに行かない門司まで行って、お店で直接買ってきました。
「わかりにくいところで、目印もないので…」と電話で心配されていましたが、少々の迷路は何とかする私、そう苦労もしないでたどりつきました。昔なつかしいような住宅街の小さなお店で、お手伝いをされているご近所の方のような感じの従業員の上品な女性の方々が、「まあ、センスのいい着こなしですね」「私はベレーばかりかぶってたけど、ハンチングもいいですね」とか私のことをほめて下さいました。最近の気候がめちゃくちゃなので、ものすごくありあわせの服を適当に来て出かけるからか、このごろあっちこっちでこうやって、ほめられることが多いです(笑)。叔母の遺してくれた金ピカアクセサリーの効用かもしれません。こうなったらいっそ、人にも上げられないで壁にかけたままにしている、叔母のレトロなバッグの数々も、外出の時に使ってみようかな。
ただ、家や庭と同様、私のこういうセンスというのは、ひとつまちがうと、紙一重で外国の演劇に出て来そうな、狂った伯爵夫人みたいな趣きになるから、気をつけないと(そのくらいの自覚はあります)。
お餅はてらいなくパックに入れて輪ゴムをかけてありましたが、写真で見た通り、とてもきれいでかわいくて、帰りに立ち寄った行きつけのお店でお茶をいただきながら、数個ぱくついたけど、いやみのない落ち着いた味で、いくらでも食べられそうでした。何でも、この餅の収益はウクライナの大使館に寄付されるとかで、それじゃ気の毒な気もして、おはぎもひとパック買ったのですが、こちらはチョコレートや紫蘇や肉桂など、いろんな味で、しかも奇抜ではなく自然になじんでいて、伝統あるお店ならではの、おぬしやるなという感じでした。
戦利品という感じで、買ってきた餅の写真をアップ。おはぎは食べちゃって、もうありません(笑)。ちなみに実物の色はもっときれいです。右のパックの大きめのサイズはあんこ入り。どっちもおいしい。
冷凍庫で一週間はもつそうですが、その前に食べちゃいそう。電話で配送注文できるなら、これからやみつきになりそうで恐い。ああ、またお金が減る。
迷いはしなかったけど、けっこう遠かったのと、ほぼ一年ぶりの長距離ドライブで、運転があんなに疲れるとは知らなかったというか、忘れてたというか、帰ったらバテて、今日のノルマの仕事も放って、ひたすら寝てしまいました。
去年は体調も悪くてお休みしていた「しんぶん赤旗」を日曜版だけでもとまた取り始めたのですが、やっぱりいろいろ面白い。今日の記事には見開き両面使って、津嘉山正種さんのインタビュー記事が載っていました。私は市民劇場の舞台で、この人の「無法松の一生」を見てカッコいいなあと思ったのですが、実はそのかなり前に学生に貸してもらった「ドラゴンランス戦記」のテープ(検索したけど私が聞いたのは見つからない。まままさか記憶違いってことはないよなあ)で、レイストリンの声をやっておられて、それはもう魅力的で恥ずかしいほどメロメロになって、田舎に帰る時の車の中で聞き惚れて酔いしれていました。もう、ただのミーハーでした。
舞台で瀬長亀次郎さんを演じたこともあったのですね。私は自分の好きな俳優が、どんな思想を持とうとまるで気にせず好きなのですが、たまたまこうやって、いろんな点で生き方や考え方が一致しているのを知ると、またちがった味わいの喜びがあります。
他にもいくつか、うれしいことや、ありがたいことがあったのですが、全部他愛もないことだし、明日にでもゆっくり書きます。えー、もうこんな時間なのか。寝ないと!