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うわお

◎今日は絶好の片づけびよりだったのに、何だか仕事に手がつけられないまま、ぼやぼや一日すごしてしまいました。くやしいです。
せめて今夜は早く寝て、明日に賭けます。

◎古い方の家の門柱の下にある源平つつじは、今、上半分の赤い花が満開です。源平つつじとは、まったくよくつけた物で、下半分の白い花が、そろそろ、ちらほら、咲き出しています。「ううむ、鹿ケ谷の変か、高倉の宮と頼政の乱が起こって、鎮圧されているころだな」と、見るたび思います。(笑)

◎共産党の機関紙の「しんぶん赤旗」は、他紙では読めない記事が多くて面白いです。もうずっと前になりますが、現在世界最高齢の115歳だったかの男性のことを各紙が報道したときも、この男性が20年以上も「赤旗」の読者で、今もよく読んでおり、「戦争は絶対まちがっている、二度としてはいけない」と語ったことなどがわかって驚きました。

最近では、安倍首相がテレビ局や新聞社のトップと会食を重ねていて、外国では考えられないことという報道が目をひきました。
ある意味、これはスクープではありません。これまた日本だけのようですが、新聞が首相の一日の行動をずっと追っかけているようで、だから会食の実態もすべて公表されていたことですから。ただ、報道したのが「赤旗」だけ。

作家の赤川次郎氏が今月号の岩波書店発行の「図書」に、日本のマスコミは本当に安倍首相に優しい、アベノミクスなどと名づけて、その経済政策への批判もゼロに等しい、と書いていました。それを言うなら、かつての小泉首相や、橋下知事への持ち上げ方も、目をおおいたくなるものだったし、その反面、菅直人首相へのバッシングは明らかに異常でした。

あれは単にパフォーマンスへの耐性がないからだろうか、などと思っていたのですが、そんな甘いものではなく、原発やアメリカにたてついたものはとにかく葬り去れというお達しがどこかであったのかもしれないと、思い始めていた矢先、この会食報道を見ると、いやでももう、妙にかんぐりたくなりますね。

◎と、思っていたら数日前に毎日新聞が「会食」のことを大きくとりあげていました。安倍首相は人と食事するのが好き、という若干ぼかした書き方ではありましたが、これが「飯を食わされたぐらいで、報道には手加減しませんから安心して下さい」というアピールだったらいいのですが。

毎日新聞は、最近、改憲を昔から主張していた著名な学者が自民党の改憲の姿勢や憲法草案を痛烈に批判している記事をのせるなど、なかなか面白い報道が多いのですが、TPPがこれほど煮つまった状態の今になって、やたらと「保険制度が危ない」という記事を大きく載せたりするのを見ると、「何で半年、せめて数カ月前にこの報道をしないのか。今ごろになってこんな記事出しても、『ちゃんとあの時反対しました』というアリバイづくりにしか見えないよ」と思ったりもして、私の気分もいろいろゆれます。
まあ、新聞社やテレビ局の内部でも、それなりの対立や論争がきっと行われているのでしょうね。私も、絶望だけはしないでいたいです。

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カツジ猫