おかげさまで、無事(笑)
朝の内に奥庭の物置の軒に大釘を打ち、紐をかけて、なんとかモッコウバラをからませました。本当はもっと高く張りたいのですが、いい方法が見つからない。まあ、これで何とかバラをくぐって通行はできるでしょう。ついでにそのへんの草をむしって、れんがをしきつめてみました。
とことんお粗末な細工ではありますが、これで当面は何とかなるかな。他のバラにもいっぱいつぼみがついていて、その内とんでもないことになりそう。でもさ、何かきれいじゃないのよね、うちの庭(笑)。まあ私はこういう感じも好きなんですけどね。
ちなみに、垣根の柵にからませた方はこれ。
それと、うれしいのは、上の家の前庭にあった、大昔からのバラが、去年回りの草を払ってから、ものすごく四方に広がり始めて、それはいいのだけど、花だけはちっとも咲かない。断固として咲かない。切り詰めた方がいいんだろうかと迷いながら見ていたのですが、何と数日前からいくつかりっぱなつぼみをつけ始めました。でも、久しぶり過ぎるのが、何だかどれもいじけて、ちぢんでいます。それでも咲いてくれて、本当にありがたい。でもさ、これ、どこまでちゃんと開くんだろうか。
昨日も書いたが、漱石の「明暗」をちびちび読んでる。この作品に限らないが、漱石の小説の主人公の男性は、成人しても結婚しても時には就職しててさえも、経済的に自立してなくて、父親や実家からの援助で生活している。それもけっこう優雅に贅沢していて、皆ちゃんとお手伝いさんがいる。でも、そういう風だから、いざ自由に生きようとすると生活の資金を絶たれて、にっちもさっちも行かなくなってしまう危険がある。その点では何だか今の主婦や女性と変わらない。置かれている立場がまるで同じって気さえする。