おひなさま勢揃い
庭も庭なんだけど、家の中ではおひなさまを飾りまくって、まあ長年かけて買いためたものではあるけれど、ここまで多いのかと、ちょいと愕然。ひょっとしてまだどこかにしまい忘れてないだろうなあ…ぶるぶる。
さしあたり、これは、家の前の道から見える窓のディスプレイ。このおひなさまは、昔、院生か学生のころだっけ、九州北部のどこかの田舎の町で、ふいと衝動買いしたもので、平凡ですけど、うちの中では一番大きいの、これでも。
これはわりと最近、と言っても十数年前かな、どこかの町で買ったもの。昔むかし田舎の家にあった、小さなひな壇を思い出して買った。でも、その後、ご本体の、その大昔のひな壇も見つかって、今はそちらも飾ってるんですけどね。
これは、その旧ひな壇と同じ時代に、田舎の家に飾ってあった小さいおひなさま。案外古びてないんだよなあ。ちょっとびっくりする。
このへんは多分一番新しくて、今は花屋さんになってるお店が雑貨をおいておられた時に買ったもの。まだいくつかあったけど、人にもあげたんだと思う。かっわいいでしょう、どっちも。上の方は、たしか老人ホームの母の部屋に毎年飾ってたんだよね。
むむ、これはそのお店で買ったにしては古めかしいので、もっと前にどこかの町で買ったのかも。ぼんぼりは去年ネットで買って補充したもの。屏風やぼんぼりや、こういう小物は、毎年適当にどれかのおひなさまにくっつけて、使いまわしてる。
こちらの大内人形は、いただきものかもしれないんだけど、山口に旅行したとき、自分で記念に買ったようでもある。それを覚えてないくらい、昔のものなのに、このツヤツヤ感、色の鮮やかさ、すごいですよね。さすがは地元の名産品です。脱帽。
おっとっと、この二つは三月だけでなく、一年中飾ってるので、つい忘れちゃってました。失礼。
こちらも、大昔田舎の家で、ひな祭りとなると、いつも柱にかけられていたもの。今でもそのへや全体の様子がはっきりと目に浮かびます。でも次第に今のわが家の情景と、重なって思い浮かぶようになっちゃってます。これも、かれこれ七十年ぐらい経ってるとはとても思えないぐらい、古びてないね。いや古びてはいますがね(笑)。
こちらは例の花屋さんで買ったもののひとつ。「目つきがなまめかしくてキモい」とオーナーと二人で笑いながら、でも大好きで手に入れた。最近では金色のアクセサリーをまとめてのせてるお皿の上で、常に番をしておられます。金色だから、似合うんですよ。
いやもう、毎年これらの大群を見るたびに、もう決して新しいのは買わんぞうと決意し、実際ずっと買ってません。でも何かこうやって見てると、今のこの時代の私を思い出すものもひとつぐらいは…とか思っちゃうのが非常に恐い。負けんぞう、誘惑には。