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おもはゆい。

◇アベの国会冒頭解散は、さすがに誰もフォローのしようがないのか、意義を認めて応援する声はあまり見かけないが、これは私が忙しくて、ネットやニュースや新聞をチェックしてないせいかしら。とにかく、大通りのまっただなかで性器をむきだしにして走ったら、あまりのことにとっさに皆あっと言って見送るしかない水準のことを、このところ毎回アベはやっているように思う。

先日の街頭宣伝で私は、「憲法を変える必要があるのなら、全力で必死に野党や国民を説得しようとするものでしょう。アベは就任以来それを一度もしたことがない。悲願とか執念とか言いますが、それは大義名分とかじゃなくて、自分が何かしたという痕跡を残したいというだけのことであって、修学旅行でバカなやつが、お寺や神社や国宝に落書きしたがるのと何ら変わりはない。汚れた手形をべたっとつけたら、それで満足するんでしょうが、それと引きかえに国の未来や私たちの生活をこわされたら、たまったもんじゃない。つきあえた話じゃないです」と言ったのだが、もうそういう、しょーもないたとえ話でしか説明できない段階に、彼の行動は来ている。

◇「オールむなかた」の仲間から回ってきたメールでは、国会の冒頭に野党が不信任案を提出すべきだという意見があるそうだ。不信任案は最優先事項だからとりあげないわけにはいかないし、自公の多数で当然否決されるにしても、ならば国会が信任した内閣を解散するのはどういうことだと、アベがやってることの矛盾というか支離滅裂が明らかになるだろうというのだ。

なるほど、これは、奇策や禁じ手というよりも、こういう内閣にはふさわしい対応のような気がする。それより、これをツイッターで提案した菅野さんという方のツイッターが、わけもなく突然凍結されて見られなくなったということもあるからなお効果ある策のような気もしてくる。

https://www.change.org/p/10000-twitter-japan-%E5%BE%A1%E4%B8%AD-%E8%8F%85%E9%87%8E%E5%AE%8C%E3%81%95%E3%82%93-noiehoie%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%87%8D%E7%B5%90%E3%82%92%E8%A7%A3%E9%99%A4%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84

ともあれ私は今日中に風邪気味だろうが何だろうが、市民と政党向けのチラシを作らねば。

https://twitter.com/I_hate_camp



https://twitter.com/harumi19762015

https://twitter.com/sangituyama


https://twitter.com/jucnag


https://twitter.com/kama_yam?lang=ja


https://twitter.com/onoyasumaro

https://twitter.com/aiko33151709

◇庭では彼岸花が満開だ。笹の根を切りはらった後の空き地に、まだつぼみだが、すっきりと彼岸花の茎が何本ものびてきているのがうれしい。

昨日片づけた上の家の雑貨の中から、人にあげられそうな財布やタオルがかなり出て来たし、マッチやポケットティッシュや蚊取り線香や、今せっせと消費中の物資もかなり出てきてわくわくする。マッチは仏壇のろうそくをつけるのに使いつづけているし、蚊取り線香も、今年はおしゃれな線香立てをゲットしたので、かなり消費できた。
一番うれしかったかもしれないのは、フォーマル用に買わなくてはならないかと思っていたパールの指輪の立派なのがひとつ見つかったことだ。雑貨の中の紙箱に、やはりパールのブローチといっしょにむぞうさに入っていた。多分というか、まちがいなく叔母のものだから上等だろう。少しピンクがかっているし、回りもきらきらしてるから法事にはだめだろうけど、見ているだけでも楽しい。
しかし、最近結婚式にも行くことないし、考えて見たら使うときって、そうないのだよなあ。

バカな男に虐殺された猫たちのことを考えて沈みがちだった心を、叔母か誰かが、慰めてくれた気がして少し救われた。
そう言えば、上の家の、ノラ猫化している白黒猫のマキは、最近私が行くと、逃げる前に大声でエサを催促するようになった。近づくとシャアアアと威嚇するが、これが彼女のコミュニケーションらしい。17歳だが、まだまだ元気だし、もしかしたら死ぬ前になでさせてくれるようになるだろうか。
第一、彼女はうちでは一番の都会っ子で、私が17年前に子宮筋腫の手術をするために病院に行ってた帰り、アクロス福岡の公園の茂みの中で鳴いてたのを拾ってやったのだよ。その時はまだ子猫で、ちゃんと抱かれて甘えていたのに、いつの間にか他の猫との折り合いが悪くて、家に近寄らなくなり、エサだけ食べに来るようになって、こうなってしまった。

よその猫がエサを取りに来て、おとなしい黒猫アニャンや三毛猫シナモンがかみつかれたり、黒猫ナッツウはとうとう家出してしまったので、私は金網の庭を作ってわが家の猫は閉じこめて飼うようにしたのだが、マキはそれもいやだったようで、もしかしたら、どこかよそに、かわいがられていた家があったのかもしれない。それだと、申し訳ないのだが、話してくれないから、わかりようがない。
マキは多分洋猫の血がまじっているのか、牝猫にしては大きめで、さわれないからわからないが、長毛ではないが、少しふかふかしているようだ。

◇DVDを今何も借りてないので、「太陽の下の10万ドル」を、ぼけっと何度も見直している。好きだった映画を、こんなに浴びるほど好きなだけ見返せるなんて、昔は予想もしていなかったなあ。
しかし、あらためて見ると、これ本当に腐女子向きかボーイズラブか知らないけど、もろにもう、男性同士の恋模様めいていて、まともに見るのが面はゆいほどなのは、私に邪念がありすぎるのかしら。もう考えようでは最初にあのデブで怪しげな名優のゲルト・フレーベが糖尿病たらで、尻に注射されてるのまで、何だかいかがわしい暗示に思えてくる。
仏間での読書は、レオーノフの「泥棒」が、あいかわらず何が何だかわからない、ぐしゃぐしゃの展開。まあロシア文学って古典でもそういうとこはあるからな。登場人物はいつだってやたら多いし。訳者を確認したら原卓也だから下手なはずはないんだけど。もしかしたら、革命後のソ連社会のぐちゃぐちゃぶりって、こういうものだったのかもしれないなと、それだけは体感的に納得している。
あまりにわけがわからないので、つい、この古い全集でも、新しい方の全集でも収録されていた、「ハワーズ・エンド」を並行して読みはじめた。これは昔一度読んでたのだが、ほとんど覚えていなくて、しかし、「泥棒」と比べるせいか、殺人的に読みやすくて面白い。

あらま、いい子で寝ていたカツジ猫が退屈したのか起きてきて、クローゼットの窓辺でカーテンを開けたり閉めたりしはじめた。おやつをやって、私も買い物に行こう。

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カツジ猫