おやまああらまあ
石破首相の掲げた目標が「ルールを守る」ということだったのが、「幼稚園児か」「今まで守ってなかったのか」と、嘲笑されまくっていたが、私は「こういうことかい」のシリーズで縷々(るる)書いたように、石破政権にはマジでそれしか望まないし、それだけでもやってくれたら自民党も日本も世界もまだ再生の余地はあるぐらいに考えていたから、あらま、石破氏案外わかってるじゃんとか考えてた。
そうしたら、さっきネットを見たら、萩生田光一氏は非公認、杉田水脈氏は比例名簿に搭載しないと首相が発表したそうな。党内運営に苦労していたようだが、そういうことはできるのだな。もちろん、この決定は心から歓迎する。言っとくが自民党支持者だって、ネトウヨだって、財界だって、これは歓迎すべきだぞ。私はネトウヨの定義や範囲などいまだによくわからないが、ちゃんとしたネトウヨなら杉田氏のような存在はあまりにも幼くてとても受け入れられないと思う。
石破首相のこの決定には評価や賛成の声が多く寄せられる一方、これやこれなど怒りの声もあるようで、まだまだいろいろ先は読めない。ただ首相は就任早々、もう歴史に残る立派な仕事はささやかながらひとつしたというのが私の印象だ(笑)。
話はがらりと変わりますが、昨日は近くの老人ホーム(でいいのかな)が主催した、老後や死を考える講演会に行きました。ささやかに行われると聞いていたのですが、けっこうな大盛況で、お話もいろいろ面白かったです。末期の治療を過度に行うことはしないで、自然な中で看取るという方向で、認知症の方も末期がんの方も、のんびり暮らしておられるようでした。けっこう無口な性格の認知症のおばあさんが、ホークスの和田投手の映像を見ると、とてもにっこりと幸せそうな笑顔を見せて、ごきげんよくなられるので、「ありがたく助けてもらっています」とスタッフの方が言われていたのに、笑いました。あらためて和田投手はすごいなあ(笑)。高齢者にも病人にも、「推し」の役割りは重要なのですね。ご本人と球団に、ちょっと教えて上げたいような。
そう言えば、推しの役割りで思い出したのですが、私は以前にテレビ番組で大谷選手の行動や発言にアナウンサーが敬語を使うのが耳障りで異様で、「他の選手や監督にそんなことばづかいするの聞いたことないのに」とワルクチを言って、気のせいか、それ以後はあまり耳にしなくなったのですが、先日ホークスの周東選手のハッシュタグを見ていたら、ファンのお一人が「髪を切られたようで」としっかり敬語を使っておられて、えっと目を見張りました。ちょこちょこいろんな選手やチームの関連記事はのぞいてるけど、こんな表現は見たことなかった。ホークスの優勝セレモニーの小久保監督のスピーチで「盗塁王は立派だけど、大谷選手に数が負けているのは納得できない」とからかわれていた周東選手ですが、敬語という点では大谷選手と並んでるじゃないか(笑)。私が知らないだけで、そこそここういう流れになってるのかな。いずれにしてもそういうわけで、今後はうかつにこの点では大谷選手の悪口は言えなくなった。いや別に本人は嫌いじゃないからいいんですけど。
写真は講演会の会場の宗像ユリックスの正面ロビーに展示してあった、大きなキリンです。かわいくて、ちょっとグロかったから、気に入って撮っちゃいました。