1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. お知らせとお願い。

お知らせとお願い。

◇天下国家の問題じゃなく、私的なことです(笑)。
築100年に近い田舎の実家を売却しました。一時は取り壊すことも覚悟しましたが、買って下さる人がいて、家はまた新しい時代を迎えることができるようになりました。

これまで私がこの家を維持して来れたのは、さまざまな方々のご協力があったからと思っています。その方々に本当に深く感謝しています。ありがとうございました。

◇すでにもう、手続きはすべて終わり、新しい持ち主のかたが入居しています。
あの家を愛して下さった方も少なくないと思いますが、今、私が心からお願いしたいのは、どうかなつかしさは思い出の中だけにとどめていただいて、あの家そのものは、もう別のものになったと思って、きれいさっぱり、どこにあったかということさえも、忘れていただきたいということです。
過去の亡霊がつきまとう家には、決してしたくありません。
取り壊すこともふくめて、あの家が今後どうなろうと、それは新しい持ち主の方の決めることで、私には何の関係もないことです。あの家にこれまで関わったすべての方に、そのように思っていただきたいと願っています。

◇庭では緋玉マユミが青い実をつけはじめています。
これが赤くなるころが黒猫バギイの命日かと思うと、忘れないでいるには、ちょうどいいかもしれませんね(笑)。
今日はカルチャーセンターで、熊本の真光院妙実(儒学者藪孤山のお姉さんです)が書いた「船路往還記」(別名「藻屑」)という紀行を読みました。短い作品ですが、瀬戸内海の島々の風景描写が美しく、映像を見ているようで、旅先の人との交流も楽しく、あらためていい作品だなあと実感しました。

Twitter Facebook
カツジ猫