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きぞくてきな、ぼく(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

きょうは、いちにち、いいてんきだったけど、
ゆうがたから、むしあつくなって、
よるに、ものすごい、あめがふりました。
くるまでかえってきた、かいぬしは、
「ひぇー、みちのよこの、みぞから、
みずが、ふんすいのように、ふきあがっていたよ」
と、びびっていました。

でも、きのうも、きょうも、かぜがすずしかったので、
かいぬしは、いえのなかを、いろいろ、かたづけて、
「すこし、すっきりした」と、よろこんでいます。
でも、まだまだ、さきはながいそうです。
「なんでこんなに、くつしたが、やまほどあるんだろ」
とかいって、なげいています。

このしゃしんは、ぼくが、かいぬしのおじいさんの、
ふるい、つくえのうえにねて、
おいしゃさんだった、おじいさんが、
しゅじゅつだいのよこに、おいていた、
ふみだいを、そのつくえのよこに、かいぬしがおいているうえに、
かたてを、のせているところです。

「ちょっと、がめんがぼけているのが、かえっていいね。
おまえ、なんだか、ものうい、きぞくみたいで、
かっこいいよ」と、かいぬしは、いっています。
「なんとなく、こうしょうな、ものおもいに、
ふけっているみたいじゃないか」と、
わらっていました。

「こうして、みると、おまえも、おとなになったね。
もう、ひょうじょうが、こねこじゃなくて、
じんせいをしっているようなかおになっているよ。
あ、じんせいじゃなくて、『ねこなま』か」と、いいながら、
しゃしんと、ぼくをみくらべていました。

さっき、かなあみのそとに、よそのねこがきました。
ぼくと、そいつが、うなっておどかしあっていると、
かいぬしがでてきて、「よなかに、ごきんじょめいわくよ」
と、いったら、そのねこはどこかにいってしまいました。
このごろ、にわによく、いろんなねこがくるから、
ぼくもけっこう、いそがしいです。

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カツジ猫