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きれいでしょ

片づけが進まないのはうんざりだし、うちの家族って、もう亡くなった叔父も叔母もどうしてこんなに写真や手紙やメモをファイルしておくんだと思うぐらい、捨てようにも捨てられない学生時代のスクラップブックみたいなのがどっさりあって、母は母で、自分や私の通信簿だの絵だのを全部残してるし、私がせいぜい心置きなく捨てられるのは、自分自身がもらった手紙やハガキだったりする始末で、結局自分の過去からどさどさ葬り去ってる。エジプトの墓守奴隷(ただのイメージ、そんなのいたかどうかは知らん)のような気分。王や貴族のピラミッドを守って、自分は無名のままで、歴史の塵と消えるのだわ。いいなあそれって(もうヤケよ)。

でも、ときどき、あらっと言うほど美しいものが見つかるからねえ。これは、多分叔母のだと思うんですが、すごく古いクリスマスの葉書。欲しい人には価値があるんじゃないのかしら。
そんなことより、とにかくきれい。ふちは、かなりいたんでるけどね。この銀色がうまく出るといいのだけど。あ、ちなみに、クリックしたら、も少しきれいに見られます。

この下の一枚は、表がちがうし、種類が別なのかな(サインを見たら作者もちがいますね)。どれもこれも、ちょっと無気味なのがまたいい(笑)。

ちなみに、入っていた封筒はこちら。笠松紫浪という版画、浮世絵、絵本などで有名な人の絵のようですが、ネットで検索してもたくさん出てくる画像の中に、この「夜の窓」という絵葉書はありませんでした。珍しいのかな。

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カツジ猫