ちょっと何してるん京都は
毎日新聞と「しんぶん赤旗」の記事によると、京都市長選で、現職の市長の陣営が、新人の対抗馬福山氏へのネガティブキャンペーン広告を新聞に載せ、「共産党に京都を渡すな」と、いまどき何の時代錯誤かというようなスローガンかかげて、その広告に名前を載せられた支持者からも、「無断で使われた」「こんな広告には賛同しない」とホームページなどで言われてるとか。
何から何まで、たががゆるみすぎてないか。そして、これも別に公職選挙法違反にはならないと言うんだからなあ。ビラまきやアナウンスには、いちいち細かい注文つけて選挙運動萎縮させて、多分相当そのせいで投票率も落としまくっといて、「投票に行きましょう」と宣伝カーで呼びかけまわり、「選挙への関心が薄い」とか嘆くくせに、こんな広告は野放しかよ。しかも泡沫候補じゃない、現職だろうが。品位も何もあったもんじゃない。そんなに余裕がないのかな。
福山氏は共産党とれいわの推薦を受けているはずだ。私のいる九州北部でもそうだが、れいわは相当人気があって上げ潮状態だ。だからよっぽど恐いのかもしれないが、それでも泡食ってこんな下品な広告出してしまうような陣営に、市政とかやれるのかと思う。
まあでも、国そのものがひどいからな。一昨日ちょっとテレビで首相のぐしゃぐしゃ答弁を見たものだから、今朝の新聞でまた昨日の答弁が的外れで意味不明で、「桜」の招待客を「募ったが募集してはいません」とかまで言ったという記事を読むと、前に見た首相の顔と声で脳内再生されて、いちだんとくらくらした。この男の「日本語殺し」にもどんどん磨きがかかっているよね。何が美しい国だよ。
ところでコロナウィルスの感染が広がり、大都市武漢が閉鎖されたというニュースも聞くからか、カミュの「ペスト」がじわじわ読みたくなった。
昔読んだ文庫本は、田舎のどこかの棚にあるので、ネットで調べたら新潮文庫が新しく文庫本にしていた。注文しようかと迷いながら、昨日近くのスーパーに行ったら、二階のそんなに大きくもない書店の海外文学の小さいコーナーに何と本があって、飛びついて買った。ついでに「ドリトル先生航海記」と「ジャングルブック」の新訳も文庫で出ていて、いっしょに買った。それで昨日からせっせと読みふけっている。感想はまた書くが、どれも悪くない。やるやん新潮文庫。いい仕事ばっかりだ。少なくとも私の需要に応えるって点では完璧だ。
写真は、昔の紙類の中から出てきたもので、私が大学生のときか院生のときかのコンパで、思いきり変な顔をしてカメラに収まったときの写真。これ見て喜んでいた後輩も、もう亡くなってしまったなあ。