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ぎゃ。

◇いや、ぎゃってことはないのかもしれんけど…。さっき、「しんぶん赤旗」の折りこみちらしを見たら、しんどめ候補の15日に赤間コミセンで午後6時半からやる演説会のお知らせだったんだけど、わざわざ応援挨拶のところに私の名前がのっていて、福岡教育大学名誉教授、むなかた九条の会代表世話人と肩書まで大きく書いてある。いやそりゃ嘘じゃないけどさ、そしてこの前の石川先生の講演会のときだっけに「15日にスピーチお願いします」と言われて、「はいはいもちろん」と引き受けたし、肩書を電話で確認されて、「あー、名誉教授の肩書なんて、こんなときぐらいしか使い道ないから、もうじゃんじゃん書いといてください」と、言ったのもたしかだけどさ、5分ぐらいということだったし、どうせ大勢の中の一人と思って気楽にかまえていたんだけど、これだけ大きく宣伝されたら、さすがに原稿ぐらい作っとくかな、責任感じてきた。

それに仕事はさっぱり進まないし、毎日じだらくな生活して体重も増えてきたし、何だかもうちょっとまじめに生きとかないと、スピーチにそのだらしない日常がにじみ出そうでヤバい。
まるで飼い主の心を象徴するかのように、カツジ猫は足も手も投げ出して、どてっと椅子の上でいい気持ちそうに寝こけている。さっき、さしみをわけてやったら、何だかいやそうに食べていた。もうカツジ、ほんとに罰があたるからね、そんなぜいたくしていると。

◇ところでさっき、希望の党が比例の名簿の順位を決めていなくて、それは前に「日本のこころ」出身で、アベさえもまともに見えるかもしれないほどの右翼(と言ったら最近じゃ、まともな右翼は怒るかも)の誰だったっけをトップにしていて評判悪かったから迷ってんじゃないかと、ここで書いたのだけれど、もしそうだったら維新の勇気に見習うべきだぞ(皮肉です)。何しろ維新の比例のトップは、かの長谷川豊で、維新の比例票がたまったら、まずこの人が当選することになる。

よくよく人がいないのかな。長谷川豊と言えば、かの「人工透析は自業自得、自前で払うようにしろ、だめなやつは死んでしまえ」と酔っぱらっても普通言わないようなことを堂々とブログかなんかに書いて有名になった人ですよ。この人を議員にすると思ったら、比例で維新に投票する人が増えると思ってるんでしょうか。

https://twitter.com/26888276km/status/917715635357990912

最近でもこの人は「死刑はなるべく残酷にして、それを子どもにも見せて教訓にしろ」と発言しましたからね。
実は例の猫虐殺事件の署名は順調に伸びてもう12万になりかけてます。よいことだし当然なのですが、怒りのあまり、コメント欄に「犯人を猫にやったと同じ方法で死刑にしろ」と、それも細かくくり返し書きこむ人が増えてきて、なんかもう、見てて気が重くなる。

今の時代、料理をするのが女性とは限りませんが、男女を問わず台所に立つ人は、この犯人が猫に熱湯をかけ続けたという事実の残酷さは、毎日料理をするたびに確認してしまうし連想してしまうわけですよ。熱湯をわかさないと大抵の料理は作れないしコーヒーもお茶も入れられない。で、そのたびに、ああ、こんなお湯を、と目の前の鍋の中の煮えたぎるお湯を見て、あらためて身体が硬直してしまう。皆の怒りがいつまでもおさまらず、日を追ってエスカレートしてるようなのは、そういうこともあるんでしょう。

とは言え、犯人も普通の社会生活を営んでたらしいのが恐いのですが、さらに多くの人たちが、この犯人をいたぶって殺す望みをこと細かにコメントで書いているのも、もう何かがおかしくなってるとしか思えない。
そして、選挙に出て議員になろうかって人物が、犯人を残酷に死刑にして、それを子どもにまで公開しろとか、まともに言ってるんですから、ちょっともう、ほんとにいろいろ救いがない。いかん、もっと嘘でも前向きにならないと。

◇ここ数日DVDを借り損ねて、手持ちのDVDを見ています。ブロンソンとカルディナーレとヘンリー・フォンダの西部劇「ウェスタン」を見てるんですが、ブロンソンも大地から生えた草木みたいな魅力がとてもいいけど、悪役のフォンダがこれまた実にカッコよく、姿かたちも美しい。
音声解説で、この映画が使ってるワイドスクリーンについて、昔誰かが「ワイドスクリーンはヘビと葬儀を撮るときだけ便利だ」と言ったという話を聞いて笑ってしまった。ヘビだってさ。でも、この映画では効果的に使われてるそうです。

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カツジ猫