これも、ぼく(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
このしゃしんは、かいぬしが、みたとたんに、
「なにこれ。おまえよね。でもなに。どうなってるの。
かおは、どこにあるの。あたまはどこにいったの」といって、
じぶんが、ぼくが、あくびをしているところを、
いそいで、とったらこうなったというのも、わすれていて、
おもいだしてからも、みては、わらいだして、
「すごーい。こわーい。このよのものとは、おもえない。
でも、なつむきで、いいかもね」と、いっている、しゃしんです。
きのうは、ひるから、おきゃくさんがきて、
かいぬしと、「どくしょかい」をしていました。
ぼくは、ろうかのかごのなかで、ずっとねていて、
いっかいも、おきていかなかったので、
かいぬしは「どうしたことやら」と、
ふしぎがっていました。
「じぶんも、おすのくせに、
おとこのひとが、すきだから、
おんなばっかりだと、きょうみないのかな」
と、みんなと、いいあっていました。
「すずしくて、きもちがいいから、
めがさめないんでしょう」と、
おきゃくさんは、いっていました。
ちゃんと、ぜんぶ、きいてたんだい。
さいごだけ、ちょっとおきて、あいさつにいって、
おきゃくさんのばっぐに、すりついて、
ぼくのにおいをつけておきました。
おきゃくさんたちは、「かわいーい」といって、
なでてくれたけど、かいぬしは、
かみついたら、こまるなと、しんぱいしていたそうです。
さいきん、ぼくのすきな「ふぐ」や「かわはぎ」のおさしみがないそうです。
かいぬしは、かわりに「とろ」や「たい」をかってくるけど、
ぼくが、みむきもしないので、「やれやれ」といって、
じぶんで、ぜんぶ、たべています。
「ねこに、こんなぜいたくを、させているなんて、
わたしは、にんげんの、かざかみにも、おけないわ」と、
へんなことをいって、ぼやいているけど、
もうちょっと、かんがえかたを、まえむきにしたほうがいいと、
ぼくは、おもいます。