これもう本当にひとごとじゃない
文系の若手研究者が自殺したという、このニュース。
このホームページの「大学入試物語」でも大学の状況はいろいろ書きましたが、その大学にさえ就職できない若手の立派な研究者も多い。
こたつぬこさんの指摘もいろいろ考えさせられます。
私が「大学入試物語」で、言っている悩みや怒りなど、生ぬるいし、ぜいたくなのかもしれない。
でも私、この前ちょっと書いた消費税の問題でも思うんですが、本当に苦しんで困って死にそうな人は、そもそも声など、もう上げられないと思うんですよ。恐いし、力も残ってないし。
だから、「まだ私は何とかなる」「そんなのは、ぜいたくな悩み」とかいう段階の人が、怒って、もうだめだやってらんないと悲鳴をあげなきゃいけないんですよ。もっと苦しいせっぱつまった人たちのためにも。
聞く方も、「おまえはまだそんな状況じゃないだろ、ぜいたくだ、甘い」とか言ったり思ったりしちゃいけない。その段階だからこそ言えるんです。もっと追いつめられたら、もうしーんとして声は聞こえなくなって、その内に見たら消えてるんですよ。あとには白骨しか残ってない。本当です。
そして、苦しいせっぱつまった人たちは、声をあげる人を見て「何をぜいたくな」「私はもっと苦しいのに黙ってる」とか思っちゃいけない。それは負けなんですよ。そうやって、苦しいものどうしを対立させ、がまん競争させて、自分らはしたい放題のぜいたくしてる連中の、それこそ思うつぼなんだから。
そう言えば、今朝の「しんぶん赤旗」の学問文化欄にも、大学の現状を訴える記事がありましたね。さがしたけど、リンクできなかった。また見つけたら、アップします。
写真、車の下の三毛猫シナモンが見えるかなあ?(笑)