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  4. これもまあ断捨離ですね。

これもまあ断捨離ですね。

◇上の家の風呂場に植物を飾って、いい感じと悦に入っていたら、日当たりか風通しか何の具合が悪いのか、ポトスももうひとつの何とかも、葉っぱが枯れて来た。よみがえるかどうか心配だが、一応枯れた葉っぱを切って、わりと植物がよく育つ、下の家の風呂場に移した。
上の家の風呂場は、水差しだけを飾ろうかと思ったけど、まあ初心を貫徹してみようと、昨日イケアのフェイク植物売り場に出かけた。しかし、どいつもこいつも何だか気持ちが悪い出来でぱっとせず、あきらめて帰ろうとしかけたら、切り花のフェイクの所に外見も手ざわりもなかなかの、でっかい白いカラーと、大きな緑の葉っぱがあった。これならいけるかもと思ってかごに入れて、そばを見たら、ピンクの胡蝶蘭の鉢がやっぱりフェイクでおいてあった。胡蝶蘭というのは、本物も何だかフェイクみたいだから、これはよかろうと思ってそれも買った。

カラーと葉っぱはでかすぎて、何に入れようかと思っていたが、以前田舎の家で、やはりドライフラワーを入れるのに使っていた、水を入れられないでっかい水差しがあって、これだこれだとさっそく使ったら、ばっちりいい感じになった。まあ、この水差しも活用できてよかったし、ジャングル風呂的雰囲気は残ったから、あとは療養中のポトスたちが首尾よく復活してくれたら、言うことはないんだけどなあ。

◇昼近く郵便局の人が来て、ワールドワイドへの寄付の品が入った小包6個を持って行ってくれた。横の玄関が空いたので、またダンボールをおいて、次に処分する荷物を詰められる。
今回は涙を呑んで、なつかしい古い服もいくつか送り出した。品物はいいから、まだまだどこかでがんばってくれるだろうと思う。

それにしても、雑貨のたぐいは、むろんまだまだあるにせよ、何となく底が見えて来た感じだな。次はいよいよ、古紙に出す資料や古い原稿の処分か。山とあった紙袋やビニール袋もずいぶん減ってきた。ただ、このペースが早いのか遅いのかがよくわからない。

こういう片づけの長い時期には、それなりの息抜きも楽しみも必要だったし、いろんな人と楽しいおつきあいをしたのは成果もいろいろあったけど、昨日書いたように、もう私はそろそろ孤独になって、自分の新しい発展のために時間を使うべきだという気持ちに変わりはない。
九条の会や市民連合の活動は、ある意味仕事のようなものだから、人間関係の絆は固くなっても深くはならない。それは私の性格によるものなのかもしれないが、この淡白で、どこまでも他人としての距離を保った、それでいて信頼しあえる関係なら私も維持して行ける。だが、私は、それ以上に深い関わりは、どんな人とも結べないし、どんな意味でも自分のことを、相手が理解した、つきあいかたがわかったと思ったとたんに、季節が変わると牧草地を捨てて移動する動物のように、離れないではいられないのだと思う。なじんで、暖まった夜具は私にはいつも快いものではない。

そういう意味で、居心地のいい快適な人間関係のすべてから、いったん遠ざからなくては私は自分が見いだせないのだと思う。誰もまだ知らず、私にさえも発見できていない、新しい自分を知るためには、一度思いきり自分を孤独に追いこむしかない。

まあ要するに早い話が、勉強に集中する時間がほしい、というだけのことなのですけど。かいつまめば(笑)。

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カツジ猫