こんなことになろうとは。

◇ここに来て寒波の被害が次々明らかになっています（わが家限定）。
もう何年前かも忘れましたが、福岡の和紙の店でかわいい陶器の金魚を買いました。黒いのと赤いのと二匹です。水に浮かぶやつで、たしか京都の店の製品だったような。夏の暑さしのぎで、黒い器に水をはって浮かべて、玄関先の庭においていました。かわいいね、と言ってくれたお客さんもいました。

さすがに年月もたって少し水垢もついて来たので、洗ってやろうかと思い始めていたのですが、ここ数日の雪で、庭のバケツの水が凍りついてたと書いたように、その器の水も当然凍っていて、昨日よく見たら、バケツとちがって浅い器なので（それだって、そこそこの深さはあったのに）底までばっちり凍って、半円球の氷になってた。
すごいなあと思ってさわって見ていて、ふと気づくと、何と金魚が二匹とも圧死していました。つまり氷で押しつぶされて、ぱっかり割れてました。でも凍っているからまだ形はもとのままだったけど。
写真でもとろうかと思ってるうちに夜になり、今朝は氷も溶けてしまって、赤と黒の破片が底に沈んでました。

こんなことになるとはねえ。さすがに予想もしていなかった。庭に埋めてやろうかと思いましたが、再利用される方が幸福だろうと思いなおし、明日不燃物のごみに出して来ます。

それと、これもずっと昔、湯布院で買った、針金に小さい赤や青のガラスのつぼが、いっぱい結んである、まあ花瓶に使える飾り物ですが、これもカツジ猫の庭の金網にからめていて、きらきらしてきれいだったのですが、今朝気づいたらそれが二個ほど割れていました。風で金網にぶつかったのか、たまった水が凍って割れたのか、これも明日ごみに出さなくては。

◇母の冬のセーターが、まだそうくたびれてはいませんが、もう何年も同じものなので、何か新しいのを買ってやろうと思うけど、なかなかいいのが見つかりません。そんなに高くなくてもいいから、鮮やかな色のかわいい模様で、しかも下品じゃないのをと目を光らせているのですが、なかなかないのよねえ。ちなみに今着てるのは、赤や緑の花模様とか、空色の地に色とりどりの水玉とか（笑）。

◇「共産党の新春のつどいに行きますか？」と、思いがけない人から聞かれて、うれしかったです。大阪や宜野湾の選挙で負けた原因が、共産党が加わったから票が逃げたんだという分析で、民主党などが共闘に消極的になってるという報道も読んだけど、その分析ってほんとかなあ。ほんとだったら、それはそれで考えなくてはならないけど、共産党嫌いって、まだそんなに根強いのだろうか。ことここに及んで、政党の好みなど言ってる場合かと思うのに。

先日、福岡教育大学の教職員組合が出しているニュースを読んだのですが、教授会の意見がまったく反映されないシステムになってしまっていることに、驚いて目まいがしました。大学教員の間ではかなり有名になっているようですが、一般の方々にはまだ知られていないようで、これはもし、学長や執行部がこれでいいと思っておられるのなら、もっとこの実態も広く伝えた方がいいんじゃないでしょうか。

◇私の小説「水の王子」は、そこそこ順調に進んでいるのですが、一番カッコいい男女二人を、登場させる前から他の人物がほめあげて、期待を持たせる書き方をしてしまったので、いざ登場させるとなると、ハードルが高くなって困ってます（笑）。たしか、映画「トロイ」のブラッド・ピットのアキレスをKumikoさんかどなたかがほめて、登場する前にあれだけ強い強いとほめられて、実際に登場して失望させないというのは大変なことだ、とか言っておられたのを、あらためて思い出しています。