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さすがのチューリップ。

◇老人ホームの暖かい母の部屋で、開き過ぎていた黄色いチューリップは、持ち帰って私の家の寒い玄関においていたら、数日後、ちゃんと花弁が閉じました。えらいものだなあ。これでまた、しばらく楽しめそうです。

母は少し風邪気味なのか、咳をしているので、ヘルパーさんがお医者さんを呼んでくれました。食欲もあるし大丈夫なようですが、一応薬をもらったとのことです。母に食べさせようと、ゆうべ帰りにスーパーで、プリンとか買っていたら買いすぎたようで、私はきっと自分で食べる下心があったのだな(笑)。

◇後期試験の成績も提出し、三月初め〆切の原稿も一応何とか仕上げて送り、ちょっと一息つく間もなく、確定申告とキャラメル猫の命日がせまって来ている。
歌舞伎も映画も見に行くヒマはないのかなあ。「エクソダス」ぐらいは見たいのに。

◇仕事の合間に本屋をのぞいて、山とある面白そうな文庫の中から「狭小住宅」「旅のラゴス」「少女は卒業しない」「本日はお日柄もよく」「あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね」「幾千の夜、昨日の月」を、てきとーに買ってきました。こんだけ、めちゃくちゃな取り合わせだと、頭と心の振幅が大きくなって、トレーニングとしちゃいいだろう。
最近ベッドでひっくりかえって本を読むと、めまいが起こりそうな気がして注意しなくちゃならないのですが、そうやって、だらだらしてるのは、やっぱり最高だなあ。
ところで、本屋さんのとなりのレンタルショップでは、DVDの旧作が50円から100円になっていました。これまでが安すぎたんだけど、やっぱりちょっとショックです。

◇カツジ猫は、本当に春の気分になってるのか、最近へやの中をとんとん走り回り、朝はごはんを食べたあと、私のそばに来て顔を見上げて、何か求めるように、にゃあにゃあと鳴きます。
やっぱり恋人か友だちがほしいのかもしれません。ごめんね、カツジ、メス猫でなくて。
でも、メス猫はおまえに「おやつ」をくれないし、ベッドをきれいにしてもくれないし、エアコンもつけてくれないと思うよ…多分。だから私で、がまんしておくれ。

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カツジ猫