さすがはファン
ゆうべ電話で長話をした友人は、猿之助のファンだった。彼がまだ亀次郎だったころ、「十二夜」の舞台を見て、面白がっていたのが、きっかけだったみたい。
今回の事件の真相はよくわからないし、特に話題にもしてなかったのだが、ゆうべはたまたま、その話になった。何でもスキャンダルが苦になったらしい、しかし何も死なんでも、とありきたりの会話をしたあと、私が「そもそも、芸能人とか芸術家に、そんな道徳のお手本みたいな生き方を求める方がまちがってる。皆、常識はずれでぶっとんでるからこそ、偉大なものも生み出せるんじゃん」と危険発言をした。
(その時は言わなかったけど、私がいつもラジオを聞いてて思うのは、大竹しのぶさんの音楽番組か何かで、私は彼女が好きで、生き方も演技も文句はないのだが、その、ものすごいハイテンションで、紹介する曲に合わせて歌いまくるぐらいはまあいいとして、本当にきげんのいいときのしゃべりまくりぶりは、もう常人とは思えないし、聞いててつらくて疲れて思わずラジオを切ってしまうほど、狂気に近いものを感じる。このくらいのたがのはずれっぷりでないと、演技なんてやれんのだろうなと、思わず合掌してしまう。)
そうしたら彼女がいわく、「世の中がこれだけLGBTとやらに理解が進んできてるんだから、どういう性癖があろうと誰もが認める社会になってたら、あの人だって、好きな相手と普通につきあって幸せでいられたんだろうに」とのこと。それはまったく、その通りだ。
写真は庭に咲き誇ってる赤いカンナ。