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さもあらん範頼

東京は雪で大変なようだが、どうしてかこちら九州北部はうらうらと言いたいぐらい暖かで、上着も着ないで庭仕事にはげめた。

買い物に行くと、スーパーは正月用品を仕入れすぎたのか、それともこれは想定内か、数の子その他のおせちの材料がまだどっさり売られていて、安くもなっている。つい私も数の子の小さいパックと、あなご巻きを買ってしまった。行きつけのスーパーの一つが、寒天を常備しているのがわかって、とてもうれしい。正月にしか買えないと思っていたのだが、冷たくて甘さもひかえめで、アイスクリームより重宝しそうだ。これで淡雪もあれば最高なんだがなあ。ネットで取り寄せとかできないかな。
雑煮用にうっかり買ったかつお菜の大束も、残り少なくなって来た。ネットでいろんなレシピをチェックしたばかりなので、全部試すまで、大事に使わないと。
おっと、明日は七草がゆだ。インスタントのパックを買っているから、忘れないようにしなければ。

まだ去年の手帳を使っていて、そろそろ新年のに切り替えないとと、転記のために探したら、去年の九月にネットで本店から取り寄せた好みのタイプのピンクのやつが、どこかにしまい忘れて見つからない。必死でかきまわしていたら、数ヶ月前お客さんが来るので、パソコン前にあった書類をまとめて箱に放りこんで、当座かたづけていたものの中に入っていて、最高に幸せになった。同じものを再注文しようかとまで思いつめていたので、助かった。このごろ、こんなんばっかしやなあ。
でも、そうやって引っかき回して探している間に、ひとりでに部屋がかなり片づいたので、それもそれでよかったのよね。

NHKのラジオでは、日曜日から始まる大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を宣伝しまくっていて、いろんな特別番組をやっている。テレビは見ないのだが、ちょっと興味がわいてきて、どこかで見ようかなと思ったりしている。
作者の三谷幸喜氏はあまり好きでもないのだが(嫌いというほどでもない)、そのインタビューの中で、当時のいろんな人物を調べるのに、頼朝の弟の範頼だけが、検索してもどうしてかいっぺんに出て来なくてイライラする、と不思議がって愚痴っていたのが印象的で、さもありなんと笑ってしまった。

この人(源範頼、蒲冠者範頼)は、平家物語でもその他でも、すごく重要な位置や役割なのに、まったく注目されず、江戸時代の歌舞伎でも、近代の小説やドラマでも全然とりあげられていないという、ちょっともう不思議すぎる存在なのだ。評論や学術論文でもまるで注目されていない。私がもう十年若かったら、絶対調べて本でも書くのにな。

一応学生用のテキストでは、コラムのかたちで書いたけど、最近の新しい小説でこの時代のことを読んでも、範頼のことが従来のまま適当に書かれただけだと、がっかりして先を読む気が失せるので困る。小説家でも研究者でも、誰か彼に注目しろよ。じれったいなあ。
三谷幸喜が、その無名ぶり(?)に気がついて、限られた時間のインタビューの中で語ったのはさすがだが、ついでにぜひもう、範頼を主役にしたドラマでも書いてくれないものだろうか。いっそ、手紙でも出してみたいけど時間がない。これ読んだどなたかが代わりに出してくれないかしら(笑)。

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カツジ猫