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しっぽを巻いて

◇今夜は満月が空に美しい。

午後から上の家で片づけにはげんでいたが、いろいろ、あまりにもらちが開かないのでいやになり、そこそこ片づいている下の家に、しっぽを巻いて逃げ帰って来た。ごはんを食べたらまたリベンジに行こうと思っていたのだが、なんかもう、その気になれない。早く寝てしまおうかなあ。それとも、夜中までちょっとだけでも、がんばるかなあ。

本棚や、押し入れや、その他の場所が、空いているところと、飽和状態のところが、いろいろ、ちぐはぐなのだ。全体としては、今あるものが入るだけの空間はあるのだから、空いているところに入れるものを、まずは選んでつめて行かないと。そしてもちろん、人にもらってもらえそうなもの、古紙やごみで出せそうなもの、要するに家から出して消してしまえそうなものを、少しでも早く処理して行かなくてはいけない。

実はもう今の時点で、空いている場所に、しゃにむに荷物を突っこんで行けば、当座は人の住める、人を呼べる状態にはなる。ただ、せっかくだから、その最後の手段に出る前に、少しでも荷物を分類し、あるべきところに押しこめたいのだ。

◇日記帳代わりのノートにはさんであった、古い新聞の切り抜きを見たら、買いたい本を注文するために、書名の載ってる記事を切り抜いたもので、もうその本は買っているから処分しようと切り抜きを捨てかけて、ふと裏を見たら、稀勢の里が白鵬を破ったという三段ぶち抜きの記事で、これで横綱になれるだろうとか書いてある。ほんの数年前なのに、時の流れの速さを実感させられた。

でも、引退の記事を新聞で見たとき、襲名する年寄の名があって、それならまあと、ちょっと安心した。多分、外国人の力士は年寄株は貰えないんじゃなかったっけ。それを思い出すと、またあらためて、つらかった。

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カツジ猫