しゃかりき
いやーもうほんとに、秒読み、しゃかりきで仕事がんばっているんですけど、その間に庭ではついにジャスミンが猛攻をかけはじめて、グラジオラスもすくすくと伸びまくり、ヒメエニシダの勢いもとまらない。どーしよう。
少し前、庭いじりをする余裕があったころは、庭の花を見せびらかしたくて「誰かお客さん来ないかな」なんて思ったりしてましたが、今は「たのむからもうちょっと、お願い、誰も来ないで」と祈ってます。ぐわあ。
せめてというか、水まきついでに、ジャスミンを少しちぎって、部屋の中のコップや小さい花瓶に入れたら、甘い香りがただよって、快適だけど、仕事をじゃんじゃんやれるほどの喫茶店気分にはなれないのよねー、いまひとつ。
ま、そんなこと言ってられない、がんばるぞー、あと一息。今日は何だかちょっとうすら寒くって、最後の灯油をたいちゃろかしらん。
「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」、続編の「再会」もいっしょに文庫本二冊一気読み。テンポもよくて面白かったけど、BL好きの腐女子さんのミーハー精神がいまひとつ細かく書かれていないのがものたりないかしらん。「再会」冒頭の大阪の子たちの雰囲気とか単純に楽しめましたけど。
それにしてもやね、いまどきというか、いつの時代にしても、ここまでアホな両親がおるのか、クラスメートたちがおるのかと、信じられないような気分になるような、純粋培養バカが何人も登場するのが、リアルじゃないってまで思うんですけど、でも、私自身も含めて、けっこう誰の心の中にもこういう部分はあるのかもしれんし、Yahooの感想コメントとか見てても、どうやら現実にこういう人は、そこそこ存在するんでしょうねえ。まあ、自分の判断や価値観を育てたりみがいたりするのを忘れて、既成の心理用語だの、読書会だの国語の授業だの感想文だのを借りて、何でもちょろちょろ片づけてすましてる臆病者の怠け者は、私もよく遭遇するからなあ。単純にそっちの方が「キモっ」ていつも思うんですけどね。新しぶろうが博識ぶろうが、そういう相手を私はいっさい信用しないことにしてる。
古本屋に注文してた「ツィーゼルちゃん」の岩波少年文庫が届いた。復刊本なので、私が昔持ってたのに比べると、ハードカバーでだいぶん立派だ。ちょっと嬉しい。イースターの挿絵とかその内にお見せしますね。