1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. しょうもない本と言っちゃ怒られるか(笑)。

しょうもない本と言っちゃ怒られるか(笑)。

年末、クリスマスに「聖☆お兄さん」の新刊を買いに行ったら、こっちがフライングしたと言うよりゃ、向こうが出遅れて、27日の発売に延びてたんで、腹いせにおんなじぐらい軽くてどーでもいい読みもんを、と、そのへんにあった山本周五郎の「美少女一番乗り」という、タイトルからしてすでにもう、ひたすら軽そうな短編集を買って帰りました。

予想通りそりゃもうほんとに、先は読めるわ、ハッピーエンドだわで、でもやっぱりそこは山本周五郎ですから、うまいわー、緩急自在で、快適で、似ているようで、って似てるんですけど千変万化で。
正月に寝ころがって読むにはちょーよろしい本なんですが、さすがにこれを読んでいると、快適すぎて身体と頭がナマりそうで不安になってくる。もっとこう、歯ごたえのあるわけわからん難しい本を読みたくなるっていうか、このままじゃ頭がえらいことになりゃせんかっていう。
まーいい、とにかく読み上げよう。さわやかでのんきで、ひじょーに気持ちはいいから。

キャラママさん。
うまく行ったらですけどね、「情けあるおのこ」と「ラフな格差論」って、合体可能かもかもですよ。ついでに「ぬれぎぬ願望」シリーズも加えて。
あ、「美少女一番乗り」もあいかわらずぬれぎぬ設定満載で、これはほんとにもう、周五郎解読のキーワードにしてもいいんじゃなかろうか。見え見えすぎて、キーワードとさえ言わんかもしれんけど(笑)。

てなわけで、ないとは思うけどおひまな折りにご一考下さい。

Twitter Facebook
カツジ猫