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すごいなあ。

◇面白くないほど天気予報通りで、昨日と一転して朝から寒い。雪みたいなのが、ちらちら舞ってる。高校野球やプロ野球で、二けた得点で大勝利したチームが翌日一点差で負けたりしたとき、何で昨日の大量得点のいくらかを今日に回せなかったんだと理不尽なことを言ってやりたくなるが、それと同じに、何で昨日のあの、薄気味悪い暖かさを幾分かでも今日に回して、どっちも快い気温の日にできないんだよと、無茶な文句も言いたくなる。

この分じゃ道路も凍結していそうだから、田舎に帰るのはやめにした。昨日買ったカリフラワーとブロッコリーがあるので、今からエビでも買ってこよう。もうすぐ鏡開きで、そしたら大きな鏡餅の中から小餅がいっぱい出てくるので、しばらくまた餅づくしのメニューになるのだが、買ってきたはずのぜんざいの素が見つからない。結局買わずにきなこだけ買ったのかもしれないけど、自分のすることはわからない(笑)。

◇ダンボールの箱の穴から、歌舞伎役者みたいな顔見せをして私の度肝を抜いたカツジ猫は、この寒さでもエアコンが暖かいので快適なのか、廊下のつめとぎの上に丸くなって寝ている。ゆうべは久しぶりに私に抱かれて、ふとんの中で喉を鳴らしていたが、満足したのか安心したのか今朝はずっと静かである。

「ガレー船徒刑囚の回想」は、ガレー船に乗るまでの裁判やいろんな手続きも面白かったのだが、船に乗ると、ただの地獄というのではなく、ちゃんといろいろな力関係や人間関係があって、一般社会の縮図でもあるのが、大変面白い。一般社会と同じ過ぎて、少し退屈するほどだ。

ついでに「明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたか」も、読みかけのところからまた読みはじめた。これも中盤にさしかかって、資料調査の醍醐味がどんどん出て来て、すっかり引きつけれられている。それにしても、ロシアからヨーロッパまで影響を与えた日本のサーカス芸人の能力はすごい。こういう部門のオリンピックがあれば、金メダルなんて、ざくざく取れたんだろうと思うと、オリンピックなんて、よくよく恣意的な競技だなあと、あらためて気づいたりもする。

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カツジ猫