再び戦場に。
◇週末にかけて、寒さはいやまして行くらしい。昨日ジムに入浴だけしに行ったら、奥さまたちが「寒くなるってよー」「でも天気予報あたらんもんねー」とか話していたが、そこそこあたるんじゃないかと私は思うので、ぬくぬくいい気で私といっしょの新宅(下の家)にいるカツジ猫はともかく、旧宅(上の家)にいる二匹のおばあさん猫、白黒猫のマキと灰色猫のグレイスのことが気がかりだ。
二匹はこれまで大雪の冬も暖房もない部屋と物置きで、一応無事に乗り切ってきている。しかし、どちらもわが家の猫の寿命の最長不倒記録を更新しつつある、17歳の老女なので、そろそろ寒さ対策をしておかないと危ないかもしれない。
湯たんぽを入れてやろうか、調子の悪くなっているエアコンを買い替えて、つけっぱなしにしておくか、こたつを買っておいとくか、あれこれいろいろ考えたが、予算や安全の面から言って、とにかくマキが物置きから部屋に入れるように猫通路を開けてやり(グレイスがいじめるので、いっしょにしてやれなかったのだが、このごろはそうでもないようだし)、部屋の机の下に毛布とダンボールで、暖かい巣をいくつも作っておこうかと考えている。
◇ゆうべは行くのが遅くなり、夜中近くに行ってみたら、二匹ともふかふかの猫ハウスの中でぐっすり眠っていて、やわらかな毛布がいっぱい詰まっているから、そんなに寒そうでもなさそうだった。家の中でノラ化していて、私の姿を見かけると、大雪だろうが雷雨だろうが庭に飛び出して行って、私をうんざりさせるマキちゃんも、最近は耳が遠くなったのか、私がよっぽどそばでごとごとしないと起きない。だからトイレの掃除はしないで、二匹の大好きな缶詰のエサだけ、そっと新しいのをおいて来た。
ただし、私が猫ハウスを作ろうと思っている場所には例によって、田舎から運びこんだ荷物が山積みだ。
だがそんなことは言うておられん。居間がせっかく片づいて、気持ちよくなっているのに残念だが、明日、鏡開きが終わって、テーブルの上のお鏡餅をしまったら、さしあたり、そこに荷物は移動させる。かくして居間は再び戦場となる(笑)。しかたがない、猫のためだ。この荷物と書庫が片づけば、わりともう、15年近くかかった四つの家の断捨離と仕分けの最終段階を迎えると言ってよい。
◇読み終えたらさしあげると、人に約束した本を、まだ読みあげていないので、今日中に何とかしないと。「戦いを記録する百姓たち」というので、これもすごく面白いのだが、何しろ時間がなかなかとれない。
庭では蝋梅が黄色い花をいっぱいつけた。少しとってきて、部屋で香りを楽しむかな。水仙と菊も満開だが、あいにく庭の手入れを全然していないので、荒れ屋敷の乱れ咲き風になってしまっている。
昨日だか一昨日からだか、年賀状には10円切手をはらなくちゃいけない。けちくさいなあ。山とたまった絵葉書を友人に出しまくって処理するのに、あらゆる切手をそろえているので、10円切手もどっさりあるから、びくともするものではないけれど(笑)。
今年は以前のカルチャーセンターのメンバーの方がお年を召されたのか、賀状が来なかったりして、かなり数が減り、買った年賀状がちょうどいい数になって追加の必要がなかった。あと10枚ほど残っているので、多分これできっちりになるのじゃないだろうか。