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ぜんまい、その後。

◇ピンクのアンスリウムと黄色のカーネーションに押されて、何だかぱっとしなかった、ぜんまいですが、ふと思いついて、レトロな一輪挿しにぜんまいだけ3本さしてみました。しゅっとして、カッコよくて、これはいける。玄関に飾りました。もうちょっと、長さを工夫したら、もっとよくなるかもしれません。

上の家(キャラ館)を片づけていますが、何だか散らかるばっかりで、さがしものは見つからないし、どこもきれいにならなくてクサっています。自分が今まで整理して来なかったツケが回ってきてるのがわかり、そうこうしてる内にこれじゃ研究なんていつできるんだと、目の前が暗くなるし。ゆううつです。
下の家(ミオ庵)はきれいにしているので、ときどき逃げ帰って喫茶店にいるように、くつろいでいますが、そうそうゆっくりしてもいられないし、早く何とかしなくちゃ。

◇DVDは、ブロンソンつながりで「さらば友よ」を見ています。映画館で見たときから、どことなく違和感のある変な映画だけど、でも面白いという感じだったのですが、やっぱりそうで、でもDVDの字幕は映画館で見たのとちがってドロンが女性たちに「…ですか」みたいな敬語を使っているのが、「おお!」と新鮮でした。
単位を落としかけて、今もほぼ何一つ覚えていないフランス語ですが、そう思って聞けばドロンは女性たちに「ヴ」(あなた)と話していて「テュ」(君)とは言ってないもんね…た、多分。
映画館で見たとき、妙になれなれしい医者やなあという印象があったんですが、このDVD字幕なら、そんなに抵抗なく見られて、気分よかったです。

そう言えば、DVD「大脱走」の字幕でも、マッカラム演ずるエリックがビッグXに友だち口調で話してました。映画館の字幕ではもろ敬語だったので、「あれ?」とびっくりしましたが、確認したら空軍と海軍だけど同じ少佐なので、DVDの方が正しいんですね、きっと。
映画館の字幕じゃ、エリックはどう見てもビッグXの部下みたいに見えて、だから脱走後の行動とかいろいろがかなりちがった感じになっちゃうのよ。どっちにしても、それなりに魅力的なのがありがたいですけど。
でも、少佐どうしだったら、「そうかー、上官でもないのに、あんた、そこまですることなかったのにねー、立派な人格やなあ」とか、あらためて思ってしまうわけで、またちがう感動が生まれたりして、得した気分(笑)。

◇ところで「さらば友よ」は、私はいつもいっしょに映画を見ていた友人とじゃなくて、別の友人と見たんですが二人ともメルティス刑事が好きでした。ブロンソンを逮捕したとたん「カミソリを出せ」と言うのが「何で持ってるってわかるんだろう」と、二人で面白がっていました。

そのメルティス刑事と、後に私が再会したのが東京に資料調査に行ったとき、ひょいと見た(そして感動しまくって二度も見た)「サンチャゴに雨が降る」って、チリのアジェンデ政権の崩壊を描いた映画で、彼はたしか政府の閣僚の役じゃなかったっけか。
あの映画、私はもうすみからすみまで大好きで、これまで見た映画のベストスリーに入りそうなぐらいです。もう二度と見ることはないとあきらめていたのだけど、ひょっともしやとネットで調べたら、何とアマゾンで買えそうで、飛び上がって注文しました。
長生きしてると、いいこともあるなあ。

◇あー、片づけに戻る気はしないし、買い物にでも行って来るか。猫のえさを買っとかないといけないし。

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カツジ猫