ぼくの、せんめんだい(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
あさから、ぼくの、おしりで、しつれいします。
「こうしてみると、りっぱな、しっぽだね」と、
かいぬしは、いいました。
これは、ぼくが、せんめんじょで、みずをのんでいるところです。
うえにある、かがみは、むかし、かいぬしのいえで、
おばあさんや、おかあさんが、つかっていた、
ふるい、きょうだいが、こわれたのを、
かがみだけ、はずして、ここにつけたのだそうです。
ふちとか、きずだらけだけど、
かいぬしは、たいせつにしています。
(でも、このときは、ちょっと、よごれてるけど。
ぱじゃまで、ぼくをとってる、かいぬしも、
いちぶ、うつっています。)
ぼくの、みずいれは、ちゃんとありますが、
ここの、すいどうのみずが、でているのを、
のむのが、このみです。
でも、ほそく、だしてもらわないと、いやなので、
いとのような、みずをだすために、
かいぬしは、くろうしているみたいです。
むかしは、もっと、かいてきに、のめたのに、
さいきんは、せんめんだいが、きゅうくつで、のみにくいです。
「きみが、おおきくなったんだってば」と、かいぬしはいいます。
ぼくが、のみやすいような、せんめんだいに、
かえてくれないかな。
そんなおかねは、いま、ないのかな。
おふろの、じゃぐちだと、いいのかもしれないけど、
まいあさ、かいぬしが、かおをあらうとき、
いっしょに、ここで、みずをのむのが、
ぼくは、きにいっているんだい。