1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. それがね・・・

それがね・・・

◎ゆきうさぎさん

先日、九条の会の人に見せてもらった、西日本新聞の記事によると、玄海原発が大きな事故を起こした場合の放射能(セシウム)の降下範囲は、ここ福岡県の北部から大分県の北部まで及ぶようで、そのあたりは全部、警戒区域になりかねないようですよ。もちろん福岡市もです。

大分県北部は四国の伊方原発も、目と鼻の先ですからね。
いつも言っていることですが、原発の建設や再稼働について、地元の意見や要望だけ聞くのは、このことを考えてもまったくおかしいとしか言いようがないですね。

沖ノ島の世界遺産のことですが、宗像大社が希望したことでもない、むしろ消極的なようですから、県や市の方から、女人禁制の撤廃など要求できる状態じゃないでしょう。神社としては「そのくらいなら、世界遺産の登録などなくてけっこう」というお気持ちでしょうし、私はそれでいいのではないかと思います。

本当に積極的に世界遺産登録を願うなら、まず女人禁制という点で地元の反対意見を鎮めることからしなくてはならないでしょうし、その一方で神社の方に、女人禁制をやめるか緩めるか、いろいろ話し合いをして行くのが当然でしょう。
おっしゃるように、つい原発を連想してしまうのですが、それに限らず、地方都市では、いや最近では国でもどこでも、何かを決めて行くときの手続きのしかたが、本当にさかさまから始めるように見えてしかたがないですね。

◎三毛猫のシナモンが歯槽膿漏になったようで、痛がって食事もしないので、今日、病院で歯を抜いてもらいました。夕方引き取って来たのですが、麻酔でふらふらしていたのは大分よくなりましたが、まだ口が痛いのか、やわらかいかんづめのエサも食べません。明日には元気になってくれるといいですが。

◎さきほど、ぼやっとテレビの「さんま御殿」を見ていたら、漫画家の蛭子さんが、自分の幸せな家庭をあまり人に見せびらかしたくはない、それをじっと見ている不幸な人もいるのだから、と言って、皆に大笑いされていました。
まあ、笑うしかないのかもしれませんが、本当にこの感覚がわからないでいる若い人たちもいるのかもしれないなあと思って見ていました。

以前、萩本欽一さんも、「自分が幸福なのが心配で、その分、人に何かしなくちゃと思う」といった発言をしていて、ああ、この人にはそういう感覚があるんだなと思ったものですが、蛭子さんの発想もそれと同じで、でも、こういう感覚というのは本当にもう、どれだけ存在しているのでしょう。幸福でいること、恵まれていることへの恐れや不安は、人々の中に。

Twitter Facebook
カツジ猫