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たつまき

マジでもう、ぎゃあ!だ。ゆうべ、プリンターのインク交換をしていたら、うまく行かなくて印刷ができなくなった。
今日、修理に持って行くが、すぐに直ればいいけれど、とりあえず年賀状の印刷はできないし、授業の資料も作れない。

まあどちらも何とかなるだろうけれど、とにかく賀状をいただいた方、お返事がまたしばらく遅れそうですみません!

昨日は風もないし、暖かいし、ガーデニング日和とはこのことかと思うほどのいい天気だった。それに乗じて、ユキヤナギのあった玄関前の空き地に、ラナンキュラスとか植えて、ちょっとだけ見た目をよくした。

麦の種も余ってるのを、あちこちにまいてみた。どうなるかしらんね。
寒さでしおれたコスモスやカンナも刈り込んだので、何か安い花の苗があったら、ちょっと補充しとくかな。

それにしても、バラとパンジーはえらい。びくともしないで美しいままだ。水仙は言わずもがな。母が、水仙が好きな理由として、「雪の中でも、しゃんと立ってるのがいい」と、いつも言っていたのを思い出す。

NHKのラジオの特別番組や、普通のニュースでも、地球温暖化への対策が急を要するというので、原子力発電が見直されようとしているらしい。当座のつなぎにでも、しばらくは使わなくてはならないのではとか、特に日本の場合、賛否が分かれすぎて平行線で議論もできない状態だから、まずはおたがい落ち着いて話し合おうとか言われていた。

そこで私も自分の中で、せいぜい冷静に考えて賛否両論で架空の話し合いをしてみた。
結論から言うと、やはりどうしても原発の再開はやるべきではないと感じる。

これ、あくまでも感覚的なものなのだが、地球温暖化と原子力発電の危険を比べたとき、漠然とだが、いかに危険で深刻でも、地球温暖化の被害は全人類がわりと等しく受ける可能性や要素が高いと思う。原子力発電の場合は万一の事故にせよ日常の被害にせよ、その地域とか携わる人とかが、すごく限られて集中的に被害にあうことが必然となり、そのことを当事者以外の多くの人が気にしないで、目をつぶって、無関心になる度合いが高いと思う。

沖縄の米軍基地の問題だってそうだが、不運な人が苦労するのを必要悪として、保障される全人類の安全なんて、すごく精神的に人類を腐らせる。そういうことは何でもそうだし、いくらでもあるが、原子力発電の場合は、その度合が大きすぎる。

要するに、弱者が犠牲になり、一部の人だけに危険や苦しみを押しつける、「格差」の上に成り立ち、「格差」を生みつづける要素が、すごく多いのが、原子力発電の性質だ。

太陽光や風力発電の利用推進が最優先として、地球温暖化と原子力発電の危険と害悪を天秤にかけるなら、私は上のような感覚から、まだしも地球温暖化の危険の方を選ぶ。

アメリカで被害を出した、たつまきのニュースを見聞きするたび、たつまきって本当にいやなのは、通る道筋を徹底的に破壊する一方、通りひとつ隔てた地域には何事もないという、本当に選択と集中で犠牲を作るということだと感じ、そのたびに思ったのが、原子力発電の利用って、たつまきとそっくりじゃないかって気がした。

科学的なことは知らないが、原子力発電をよしとする精神の底に、このような「一部の人に我慢をしいることを肯定し前提とする」感覚があるのが、私にはどうしても許せないのだ。

箱根駅伝は厚底シューズの影響もあるのだろうが、スピードアップがものすごくて、いろんな新しいことがあって、面白かった。シード権の争いも見応えがあった。

それにしても年末と正月のニュースは、火事と、それで亡くなる高齢者が多いなあ。もうあまり次々に同じ報道があるので、新しいのか前のかさえもわからなくなる。一人ぐらしや夫婦だけの高齢者が多いのも実感するし、ひとごとじゃないよ実際。

登山で遭難して、動けないから仲間四人がひとり残して下山するしかなくて、助けが遅れていた男性もどうなったかと思っていたら、結局車内で亡くなっていたのか。私が体験するような事柄じゃないのに、何だか身につまされる。

自分を甘やかすのを、そろそろやめるべきなのかどうか、なかなか判断がつかないまま、かるーい本を買いあさり続けている。先日は「紅楼夢」「源氏物語」風のラノベについて書いたが、その中でも女性たちがちゃんと就職して、職場でがんばっているのが描かれているのも、昔とちがって新鮮だ。

女性の職場ものもいろいろ出ていて、これはときどき、あたりはずれもあるが(あくまで私の好み)、おおむねよくできていて、面白い。昨日読んだ『これは経費で落ちません!』などは、職場ものというだけでなく、ヒロインの生き方の哲学が平凡そうで実はみごとで、これは私の「情けあるおのこ」で提起した生き方や、今の若者の多くがめざしたり守ったりしようとしている生き方と、共通する要素もあるんじゃないだろうか。

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カツジ猫