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劣化のハイブリッド

これ面白かった(笑)。
名古屋にいたことあるから、わかったのがいくつかある。

少し前にツイッターの方にあげたけど、このコメントにも笑ったわ。

私もそうだけど、ものすごく政府や首相や政治に対する評価の基準が、ダダ下がりしてる。
バイデン大統領の支持率も低いって言うけど、トランプに比べたらはるかにましと、ついつい感じてしまうのよねー。

多分、こういう問題とも関わるんだよね。難しい。

トランプは知らんが、アベの方はまだまだ最大派閥の頭として、もにょもにょうごめいているのが本当に不快で無気味。

意見や見解のちがいとかじゃなくて、あいつがずっともう最低なのは、最大の目標とか本人が言う改憲の問題にしても、まるで勉強してないし、絶対にまともな議論や説得はしないんだよね。多分、本気で改憲をしたいと思ってるんじゃないだろうとしか思えない、そういう熱意や情熱さえない。努力もしている風がない。小手先と口先と権力を使った恫喝だけだ。ひたすら、手抜きの方法を模索追求しているだけだ。

ただ、自分の功績とか充実感のための道具としか思ってない。憲法も国家も国民も、こいつは、まるで。

自分と類似で同等の価値観や欲望しか持たない人間を、探して、力を与えて、結びつけて利用しあおうとするだけ。それしか努力や工夫ということを思いつけないんだろうと思う、この人は。苦しいことを耐えたり我慢したりする理由を、死ぬまで見いだせない人なんだろう。見栄と、欲望以外には。
他の人はそうじゃないということさえ、この人はわかってないし、きっと想像もできないんだろう。

ひとまとめにしちゃ悪いが、おおむね戦後の自民党政治を背負ってきたおじちゃんたちは、理想とか哲学とかはろくになかったけど、現実的で俗物で、それが結果的にはまあましな判断をさせていた。金に汚くて人間関係も古臭かったけど、そことセットで、危険で大胆なことはせず、よくも悪くも常識的だった。

一方で天皇制でも右翼でも左翼でも何でもそうだが、本当に理想をかかげて、それに殉じて生きる人たちは、時として極端で純粋で過激で危険なこともする。ただ、彼らがそれぞれの立場で本物なら、守っている倫理や道徳も高潔で厳しいから、それがきちんとブレーキをかける。人類愛とか、弱者への愛とか、未来への信頼とか。他者のために自分を犠牲にする覚悟があるし、そういう犠牲を人にも要求するが、自分でもいとわない。判断をまちがうこともあるだろうが、そこの精神は信用できる。

アベには、その両方がない。

理想など彼にはない。それに対する情熱も。一方で常識や現実的な判断もない。野党も与党もすべてを含めて、この両者がこんなに欠けているというか皆無の政治家を、私はこれまで見たことがなかった。ヒトラーだって、知らんけどもうちょっとは、頭や心の中に何かがつまっていたのではないだろうか。振ったら、カラカラと音がするぐらいには。

どんな理想も持たない。どんな現実的判断もできない。そういう点でこいつは政治家というより人間として、最低最悪の珍しいハイブリッドである。そして、こいつを支えて生き延びさせているのは、政界財界民間一般を問わず、それと共通する感覚と素質を有する同様のハイブリッド集団に他ならない。

汚らわしいやつの話を書いたから、ちょっとでも浄化しとこうと、庭で取ってきて神棚に飾った南天の写真でもアップしときます。

 

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カツジ猫