たのむからやめて。

◇いや冗談で言うことではないが、政府が共謀罪をまじめに考えてるとかの話、本当に背筋が凍る。これ、何度も出てきかけては、とんでもないとつぶされて来た案だが、最近の正式な手続きもふまずに何でも決める政府のやり方では、どさくさまぎれに決められてしまわないものでもない。

ナチスが台頭し、ドイツがあんなことになる時代や、日本の戦前と今が一番ちがうのは、「共産党や社会主義の政党が非合法化されなくて活動できている」ということだ。ほとんど、それしかないのじゃないかとさえ最近の私は思う。

プロの政党と市民運動のどちらが欠けてもだめだと思うが、特に今、マスメディアやいろんなものがどんどん右傾化する中で、共産党は昔のリベラル勢力と同じぐらいの位置にいる。そして長い歴史を持つプロのマニュアルが確立している。ここが非合法化されたら、もう改憲や戦争までは文字通り一直線、議論してるひまさえないだろう。

共謀罪は、どんな口実で出されるにしろ、絶対に共産党の非合法化をめざしていると私は何の根拠もなく、野生の勘で確信する。そして、それを見逃したりひとごとと思ったりしていたのでは、すべての市民運動も民主主義もおしまいだと、これもただもう肌で確信する。

恐い。こんな話がしらっと出てくるということが、もう本当に、ただ恐い。

◇さて笑っちゃうのですが、テレビを接続する人は、今度はそちらが日をまちがえていて、また予定がのびました。いいけどね、こっちもその前に部屋を片づけておくとか、することは、いくらでもあるし。
できるかどうかは別として、いろいろ老後というか死ぬまでの方針が定まって来たので、書棚や部屋の整理が面白いほどはかどるのです。何かもう、ひょっとしたら１０年近く書けなかった小説までが書けそう♪

◇この半月かひと月か、中途半端に風邪を引きかけたような状態が続いています。体力をつけないとと、せっせと食事をしてるので、絶対何キロか太っていそう。
私はいつも風邪は喉からやられます。マッサージの先生が「寝るときも襟のあるパジャマにして、首を温めることです」と言われるので、「叔母の山ほど遺したネグリジェしかないんですが」と言うと、「首に暖かいものを巻いたらいいんですよ」とアドバイスをいただきました。
「でもあんまりぬくぬく首を保護したら、抵抗力がなくなりそうで」と心配したら、「もうそんな、きたえたりする年じゃないですよ」と大いに笑われて納得。ここは自分を甘やかすことにしました。

それでつい、もう衣料品は死ぬまで買わないと誓っていたのに、イオンの出店みたいなので売っていた手作りの首巻きを二つ買ってしまいました。かわいくて、ふかふかして、大変快適です。一つは灰色に緑の小花模様で、もう一つはなぜか迷彩柄です（笑）。