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だめだったか…

クワガタは、今朝見たらやっぱり動かなくなっていた。本当に気の毒なことをした。
庭に埋めてやろうと思ったが、雨も降っていたし、かたちがきれいなので、神棚がわりにしている冷蔵庫の上のお神酒のそばにおいている。オブジェみたいで立派だ。
あらためて見ると、脚も羽も身体もちゃんとしていて、どこもどうもなってないようなのだけど、私が踏んだのはまちがいないので、内臓や何かを損傷しちゃってたのだろうなあ。
彼だか彼女だか多分彼が残した、すいかときゅうりとトマトと白菜は、供養もかねて私が朝食に食べた。
まあ、あれだなあ、これからは、足元に気をつけて歩こう。それぐらいしか、おわびのしようがない。

今日は「ぬれぎぬと文学」の授業が最後で、一応無事にすんだ。
毎回小さい紙に授業の感想や質問などを書いてもらうのだが、回を重ねるごとに、皆だんだん考察や見解が深くなり複雑になって、書く量も増えるし、読んでいて面白かった。毎年そういうことはあるのだが、今年は特にそうで、私の授業もこのテーマに慣れてきて、めりはりのつけ方がよくなった分、わかりやすいのかもしれない。
こんな風にどんどん皆の感想が深くなって行ったのは、大昔に「たどりつく話」という授業をした時にちょっと似ている。

いつも次の時間に何人かのレポートを要約しつつ読み上げていたが、今回は最後だし二十人程度だったから、全員のを、すごい早口で紹介した。毎回なるべくちがう人のを読むようにしていたのだが、こっちも急いで選ぶので、同じ人のを読むこともままあったから、「何度も読まれてうれしかった」と書いていた人もいて、やっぱりそういうことってあるのだよなあと思った。独自の意見や皆にも教えたいことを、いつも書いてくれる人って、実際やっぱりいるのだよね、どうしても。

一人の男子学生の今日出したレポートを読んで私が笑って、思わず「受けるー」と言ったら、本人は「読み上げたらだめですよ」と言い、回りは知りたがっている。「読まない読まない」と私が言っても回りは聞きたがり、本人は「何も変なこと書いてない」と言い張っている。「うん、別に何もおかしなことは書いてない。普通のことしか書いてない」と私もフォローしておいたが、じゃあなぜ笑うのかって話よね。怒られた時に、素直に反省できるかどうかについて、自分は絶対にそうじゃないと書いてたのだが、その全体がどうってことないのに妙におかしかったのだ。でも、ここで書くわけにも行かない(笑)。

書きたいことも、やりたいことも多すぎて、身体と心と頭が追いつかない。それでやけになって、かえって、どうでもいいことをしてしまう。
昨日は「診断メーカー」という超超超くだらない占いをネットでして遊んでしまった。いろんな占いがあるのだが、「あなたの心は犬なのか猫なのか」というやつで、家族や友人知人の名を入れて見たら、なかなか笑えた。調子に乗って、さしさわりのない人たちということで、政治家や野球選手の、名前をそらで言える人たちを片っぱしから入れて見たら、共産党の志位さんは「ただの犬」、小池さんは「ごく普通の猫」になって、それって、かえって何だか安心できる堅実健康な組み合わせのような気もする。安倍晋三が「すごくマイペースな犬」というのも、ある意味正しくないかい。山本太郎は「ごく普通の狼」だった。

野球選手はなぜか狼が多かったが、ホークスで言うと松田宣浩が「めっちゃ可愛い虎」、柳田悠岐が「意外と賢い猫」になったのは噴いたし、甲斐拓也が「めっちゃ可愛い狼」、千賀滉大が「とても格好良い犬」というのも変にはまっておかしい。
私はね、聞いて下さい、「めっちゃ可愛い猫」でした。でも母が「割と従順なライオン」と出たのには、死んだ人なのに、ちょっと嫉妬を感じたな。虎やライオンなんて、他には一つも出なかったんだから。
さっきやって見たら、これどうも日替わりらしくて、またちがってましたが、昨日入れ忘れた「板坂カツジ」(うちの猫)を入れて見たら「割と従順な狼」ですってさ。

ああ、こんなことしてられない。仕事よ仕事。今日中に書く原稿がまだひとつ残ってるのに。料理もしないと、冷蔵庫の中の豚肉がそろそろヤバいし。

 

 

 

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カツジ猫