ちょっとフライング
連載していた「侍の名のもとに」感想もどきと、それに関連した「赤毛のアンと若草物語」の講演録を、「空想の森」のページにまとめてアップしました。
まだちょっと整わないところもありますが、お知らせしておきます。
「侍」の方は、これにともなって小見出しをつけ直して、まだそれが十分直っていませんが、その内に直します。
ブログの方にも、そのまま残しておきます。内容は同じですが、まとめの方が一気に読めるので見やすいと思います。お楽しみ下さい。
「アンと若草」(めちゃくちゃ省略するなあ)は、民教連の会報に連載してもらっていたのですが、これも一気に読んだ方がわかりやすいのと、「侍」と関連するので、いっしょに読んでいただきたくて、この際全文アップしました。
私の方は、あいかわらず、ぱっとしません。
何とか気分を切り替えようと、いろいろやってみているのですが、
おいしい食事
新しい漫画
好きなDVD
アホな週刊誌
とにかく睡眠
ドライブ
ショッピング
ケーキと紅茶
ガーデニング
パソコンゲーム
性的妄想
ジムのトレーニング
猫と遊ぶ
人としゃべる
などなどなど、何をやっても何の効果もありません。ちっとも楽しくない。
自分は結局、専門の研究をやっているのが一番好きで、
たとえ今はできなくても、いずれできると夢見ているだけで救われていたことが、
あらためて、しみじみわかりました。
その夢がこわれて消えてしまったら、私は本当にゴミなのですね。
誰が見ても、捨てられるしか価値のないような。
なぜこんなことになったのか、考えるのも不毛ですが、
結局いつもの、私の、人からもよく指摘される欠点(長所とも言われる)の、
「ものすごく、自分と同じ人に見えてしまう」
「特別なところは何もないように思えてしまう」
「自分はこの人のことはよく知っていると相手に思わせてしまう」
というのが、決定的な要因になったかなと思ったりする。
私は何でもべらべらしゃべって、とてもわかりやすい人間みたいに見えるけど、
やってることも好きなことも大事にしているものも経験も私生活も趣味も情熱も、
まったくと言っていいほど、人には話していない。知らせようともしていない。
むろん、ブログにも書きません。
でも、「自分と同じ」「この人はわかる」と思いこんでしまう人が本当に多い。
そして、自分の基準で考えて、私の生皮をはぐような真似を平気でする。
もう取り返しのつかないことについては、私も黙っているから、
そんなことをしたことさえ、相手は気づかないでいたりする。
ただ、今回は本当にもう、ひどかった。
生まれて初めてというくらい、大打撃だった。
私なんか、どんなに親しい親友でも、その人のことは何も知らないと思ってますけどね。
そのことをたがいにわかっている人だけが、親友になっているのかもしれない。
少なくとも、私が見るからに気難しくて、近づけないほど恐くて、
見るからに偉そうな専門家で、とても謎めいて危険に見えて、
普通の人には、とても手の出せないような世界の住人に見えたら、
こんなことには、ならなかったのかもしれない。
要するに、なめられたのですね。一口で言ってしまうと。
そういうわけで、あいかわらず、どこか死んだままのような毎日を過ごしています。
注意力も好奇心も底辺まで落ちて、なんかもう本当に危険です。
でも、それももう、どうでもいい気がしてしまう。