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どうしてこんなにいっぺんに

年末の講演で、映画「スター・ウォーズ」の話をしたので、新作=最終編は見に行かなくちゃと思っている内、「リチャード・ジュエル」も公開されて、これも「ぬれぎぬと文学」の授業をしている身としては外せないやん、と思いつつ、近くの映画館の上映時間をチェックしたら、なーんと「ダウントン・アビー」の映画版もできて公開されてるんじゃないか。マギー・スミス大好きだし、ドラマは何度も見たし、あの大邸宅を劇場の大画面で絶対見たいし、その他にも「ジョジョ・ラビット」とか見たい映画がいろいろだし、どうしよう。めちゃくちゃ悪口言った「アナと雪の女王」の続編も一応は見ておかなくてはと思っていたが、それはもうDVDになってからでもいいかしらん。

とにかく映画なんてもう大したものがないときは本当に何もないくせに、見たいものがあるときは、どうしてこうまで突然どさどさ押し寄せるのよ。嬉しい悲鳴を通り越して、何だか頭を抱えたくなる。例によっていろんな仕事はさっぱり進んでないっちゅうのに。

ところで先日お話した、家の裏の崖を造成する工事で、作られている擁壁っちゅうのは、この写真みたいなのです。本当に「進撃の巨人」を連想するでしょ。圧迫感がすごいと嘆く人もいるかもしれないけど、これまで土がぼろぼろ崩れて、わが家の土地が斜面になっちゃう状況だった、むき出しの崖だったのを思えば、安心できるのは確かです。もしかしたら将来家や土地を売るときは、私が自分でこの工事をしなければならなかったかもしれないんですからね。そう思ったらぞっとするもん。

幸い私の家は、こちらの側にはほとんど窓がありません。唯一、今は仏間にしている小さい部屋が、窓から緑の草の崖とその上の空が見えて、朝は日差しがさしこんで、部屋中が輝き、私は書斎や寝室に使って愛用していたのですが、もう暗い部屋になるだろうなあ。仏間らしくていいか。一度、お天気のいい朝にでも、どんな感じか見に行きたいと思っているところです。

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カツジ猫