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どきどきしちゃうわ。

◇さっき台所の流しの前から外を見たら、カツジ猫が、庭の金網の前の棚に座っていた。首のふわふわの白い毛が、風に吹かれてなびいていた。

私が見ているのは気づかないようで、背伸びをして柱で爪とぎをしたり、また座って外をながめたりしている。
つい、ガラス戸を指でこつこつたたいたら、気がついてこっちを見た。もちろんそれで、やってくるようなタマではないから、そのまま放っておいて、空になりかけていたエサ入れに、上等のおいしいドライフードを補充してやっていたら、いそいそ帰ってきて、うまそうに食べていた。

◇それきりまたどこかに行ったらしく、特に探しもしなかったが、奥の窓辺の仕事用の机に行くとき、またそこの椅子に寝ていやしないかと、ちょっとドキドキする自分がつくづく情けない。そこにやつがいると、「あー、また後で」とつい仕事をサボってUターンしそうな自分がわかっているので、非常に恐い(笑)。

幸い今朝はそこにいなかったので、心安らかに今日の午後の会議で事務局長に渡すことになってる、九条の会のチラシの原稿を書いた。ゆうべ寝る前に何とかアイディアを思いついて、どうにかまとめることができた。ちょっとひと安心。

◇今くしゅんとくしゃみの音がしたので、ふり向いてみたら、カツジ猫はテレビの横の椅子の上だった。さて、そろそろ出かける準備をしなくては。

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カツジ猫