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ないものねだり

◎いや~、もう、望んでも無理というのは重々わかっているのですが、安倍首相が最近しきりに海外でぶちかましている演説の、格調のなさというか、下品で内容のないすごみばっかりで、まるで心に響かないのは、どうにかならないものだろうか。。外国語に翻訳したらもう少しちがったニュアンスになるかもしれないから、世界も少しはごまかされてくれやしまいかと期待してみるけど、無理だろうなあ。人の印象に残ることを言おうとすると、こういうことしか言えないのかと思うと、つくづく情けなくなる。まあ、中身がね、あれだけ汚染水を流しておいて、外国に原発売りつけようとか言っているわけだから、格調がそなわるわけもありようはないのだが。

◎ついでにオリンピックだが、まあ、いろいろ言いたいことはあるが、やるということになったからには、せめて少しはオリンピック本来の精神を世界に思い出させるような、こう、嘘でもきれいごとの世界平和とか、そういうことを語ってほしいのだが、これまで見たところ、そういう発言がまったくない。誰も考えてもいなさそうだ。
私がとっている毎日新聞は、なかなかちゃんとした新聞と私は評価しているのだが、オリンピックの候補地決定後に何を言っているかというと、「経済効果はあるのか」と「メダルはどれだけとれるのか」ということしか書いてなかったような気がする。せいぜいが、被災地の復興を置き去りにしてはいけないとか、そういうことで、まあ、これを要するに、徹底的に「自分のことしか考えていない」。

経済効果もメダルの数も、あえて言うなら被災地のことも、とても気になるのはわかるけれど、そういうことは黙ってひそかに心配することで、どういうか、やりたいやりたいやらせてくれと言い張った国が、大っぴらに口にすることではないだろう。恥ずかしい。「金がもうかるか」「メダルがとれるか」「それどころじゃないんじゃないか」しか言うことがないのだろうか。考えてもいないのだろうか。本当にもう、あさましくて、情けない国民だなあ。せっかくの世界的行事を引きうけたのなら、嘘でももうちょっと、かっこういいことを言ったりしたりしてみたい。

◎シールをためて手に入れた、大きなテディベアの首に結ぶリボンがなかなか見つからなくて、やっと近くの手芸品の店でベルベットの濃い緑と、黄色や赤の水玉模様の薄いひらひらしたのと二本を買って重ねてつけました。買ったときについていた赤いリボンは外しました。これで、彼もめでたくわが家の住人です。今、じゅうばこさんに名前を考えてもらっています。
カツジ猫はあいかわらず気づいた様子はありません。でも偶然か、最近いつも、ソファの上の、クマと向かい合う位置で寝ています。何か感じているのでしょうかね。

◎裏庭には、これまたあいかわらず、毎朝いがつきの栗が落ちて来ています。もういがを取っているのが間に合わず、そのまま紙袋につめて、お隣や知り合いに配っています。もちろん私も食べていますが、そう山ほど食べられるものじゃないし。しかし、ミルクをたっぷり入れた熱いコーヒーといっしょに食べると、なかなか悪くありません。
仕事がなかなか進まないので、今日は大学の研究会をさぼりました。明日はしっかり原稿を書かなければ。

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カツジ猫