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なぜ紀行文を研究するのか

◎非常勤先の大学の授業で、「専門分野でやっている江戸時代の紀行だが、もともとあまり好きではない」と言ったところ、授業の最後の小レポートで、「驚いた。嫌いなものをどうしてやっているのか」という質問が複数あった。
まあ、なりゆきというのもあるが、私はだいたい、研究でも仕事でも人間関係でも、あまり好きなものばかりや、楽しいものばかりだと、やたら不安になって落ち着かないというのは、たしかにあるな。

楽しくて気持ちがいいものなんか、面白くない。不愉快で、違和感があって、理解できないものの方が、興味をそそられ、やる気が出て来る。不愉快なことも不愉快な人間も、この世の中にごまんとあるが、それだからこそ、生きているという実感がある。
きっとまた、「いったい、なぜですか!」と、その理由を聞かれそうだから、回答になっていない気もするが。

それと私のある意味奇妙な完璧主義のようなものもある。好きなことはどうせ何となくわかるだろうから、いやなこと、嫌いなことを理解しておいた方が、住む世界や使える武器が広がるだろうという気が何となくする。

もっとも、そう言いつつ、苦手で下手な体育、数学などの分野には結局手もつけずに生きて来たから、この信念も怪しいものだが、まあそれは単に時間がなかったからで、限られた人生の中でやれることは少ないが、その中の幾分かには、死ぬほど嫌いなこともしておかなくてはなるまいといった意識は常にどこかにある。何なんだろうな、これは。ただの貧乏性かもしれない。

◎じゅうばこさん

そうそう、私も忘れていました。ハロウィン向けのアバター、どうもありがとうございます。
私も現実の家の窓に、かぼちゃの置物を飾っています。

◎ゆきうさぎさん

大変そうですね。モモちゃんは、しばらくうちで引きとってもいいですよ。一部屋ぐらいなら何とかなりそうですから。ご検討下さい。

◎ところで明日は雨らしい。軒下に干した洗濯物は大丈夫だろうかな。

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カツジ猫