なるほどねえ

今朝、明るくなってるし風も大したことないみたいなので、台風ちょろいやんと思って庭に出たら、よそのお宅の屋根のトタンが飛んできて落ちていたり、玄関先にさしておいた柄杓の頭だけがなぜかはずれて転がっていたり、「てみ」が玄関前に飛んできていたり、なるほどさすがという感じでした。

柄杓は多分昨日のモービルと同じで、風にくるくる回ってる内に柄の部分がゆるんで外れたのでしょう。

まあそのくらいで大した被害はありませんでした。ご近所の皆さんは、「これまでにないすごい台風と言うから、どんなのかと思ったら」「オオカミ少年みたい」「でもまあ、その方がいいと言えばいい」「準備だけでもう疲れた」と言い合っていました。

風は強かったけど、かえってよく乾くかと思ったので、はずしておいた物干し竿をかけ直して、洗濯物を干していたら、雨はぱらつき、空は暗く、何だか剣呑そうで、「雨月物語」の「吉備津の釜」で、もう夜が明けて幽霊は退散したと思って外に出たとたんに悲惨な最期をとげたろくでない亭主のこととか、ちょっと思い出したけど、知るかと思って、そのままにしておいたら、夕方には立派に乾いていました。やったね。

こちらはそんなところです。まあ無事にすんで何よりでした。