はあああ～

昨日というか一昨日といおうか、ともかく２６日の昼に、新任の先生に研究室を引き渡し、鍵もさしあげて、めでたく退去しました。最後まで残っていた荷物を果たしてそれまでカラにできるか、まあ大丈夫とはふんでいましたが、前夜にやってきた卒業生二人、当日の朝来てくれた院生と学生、それに恐れ多くも主任の先生に手伝っていただいて、めでたく全部運び出しました。
本当は床や洗面台をもう少しきれいに磨いておきたかったのですが、そこまではとても間に合いませんでした。

この日は他の先生たちも研究室のひっこしをされる方が多く、廊下は台車で本を運ぶ先生、本棚やパソコンラックのゆずりあい（遠慮ではなく、やりとりの意味）をされる先生たちなど、にぎやかでした。アウトドア派のＨ先生が、研究室の入り口の名札をつけかえて下さって、私は自分の名札をもらって帰りました。家のどこかに飾ってやろう。

「淋しいでしょう」などと人からは言われますが、なんかもう、私は昔から過去のすべてをチャラにして新しく暮らしが始まる３月が、一年の中で一番好きで、研究室を譲り渡すのも、何やらこう、砦を守りぬいた辺境の将軍が後任者に指揮権を渡して、故郷の川でマス釣りをしようと帰るような、やったぜ、あとはもう知らんからなという爽快感で、身も心も軽くなった思いです。

まあ、あと三日あるので、油断はできませんけれど。

そうなるとは思っていたのですが、最後の段階でとにかく自宅に荷物をつめこんだので、今はそっちが物置状態。４月の初めには何とか片づけないと。
おまけに、研究室のパソコンでホームページにごあいさつを書き込み、やったぜと接続を切って、パソコンを車にかつぎこみ、出発したその直後に、新学期から非常勤に来る分のシラバスを書いてなかったのに気づいた。事務室にとびこんで、担当の方に泣きつき、２９日に事務室のパソコンで書きこませていただくことにする。いやいやもう、まったくもう。

ということで皆さん、私のこれまでのメールアドレスはもう使えません。届いても私が見ることはありません。ごめんなさい！
大学の電話番号も、もうちがう方が使っています。
なんとか、なるべく早いうちに新しいメールアドレスをお知らせしますが、お急ぎの方は、私の自宅にはがきか電話を下さいませ。
ちなみに、退職をお知らせするはがきはもう出しません。時間はなし、お金はなし、「あいつは何をしている」とどなたかに聞かれた方は、このブログを見て下さいとお伝えいただければ幸いです。

しばらくはこんな風で、あいかわらずの混乱状態のため、いろいろと失礼もあるかとは存じますが、どうぞお許し下さい。
さて、そろそろ寝て、明日の片づけ仕事にそなえます。