ばたばた七夕
毎日の猛暑で、まるで吸血鬼のように昼間はベッドで眠っている。おかげで片付け仕事はまるで進まず、上の家の散らかりぶりを見に行くたびに、めきめきばりばり心が折れる。
まあ前向きに考えれば、この分では七日の夜も晴れるだろうから、織姫と彦星もゆっくりデートができるだろう。
ということで、今日はようやく七夕飾りを窓に出し、掲示板には昔、母が老人ホームで作ってもらった七夕カードを額に入れといたのを飾ってみた。
短冊も山ほど書いた。猫と私の健康長寿とか、世界平和とか、都知事選のまともな候補の勝利とか、国文学者としての復活とか、庭と家の美化とか、自公の消滅とか。風が吹いて大方は裏返ってて読めないが、数年前に鉢植えした布袋竹の元気な姿をせめて見てやって下さい。
夕方、テレビのニュース番組が、能登の被災地の現況と、アイヌの人たちへの杉田水脈をはじめとした罪深い差別とを、しっかり報道していて、久しぶりに感心した。それでも、この猛暑に水も出ない被災地の生活には、胸が痛むとかより、いつ自分もこんな運命になるかわからないと、ただもう一刻も早く自公政権とそれにつらなる勢力を葬らなければならないと切実に思った。
アイヌ民族への差別は最近では「そんな先住民族はいなかった。作られたものだ」という内容に変わって来ているとか。言語道断なのは言うまでもないが、ここにも日本会議の存在がしっかりと浮かび上がる。
そう言えば来年の集中講義では、蝦夷紀行をやろうかと思っていたところだったので、真剣に検討してみるとしようか。