ひ～

とにかくもう寒い。ストーブをたいていても、しんしんと冷えてくる。
寒すぎて何も考えられないので、寝ることにした。明日は授業も会議もあるし。
大学の野良猫たちは、この寒さをどこでしのいでいるのだろう。今日帰宅した時、三毛猫のシナモンがいなかったので心配したのだが、さっき見たら寝床にしている毛布をつめた衣装ケースの奥にちゃんと入っていて、ほっとした分、よその猫たちのことが気になりはじめた。
今年の年末と正月は忙しくて、大学に野良猫のエサを持って行ってやるヒマもなかった。今日、何匹か見かけたので無事だったかとほっとしたが、もしかしたら弱っていた猫は何匹か死んだのかもしれない。

あれこれ考えているときりがないので、とにかくもう仕事を進めている。それが一番腹が立たない。

ところで学生は年々まじめになって、今日の研究会でほとんどの者がもう卒業論文を完成させていた。締め切りは１４日なのに、あいつら本当にどうかしている。
「もうとにかく、できたのなら、なくしたりしない内にとっとと提出しておけ」と言っておいた。
でも、そう言えば思い出したが、私は今年は忙しいので、最後の段階で相談されても対応できないから、せいぜい早めに仕上げてくれ、と去年の今ごろか、遠い昔に言った気もするなあ。そのせいだろうか。
卒業式もひょっとしたら出られないかもしれない、と言ったら、「そんなのつまらない、いっしょに写真をとりたい」とごねていた。
まあ多分出られるとは思うのだが、正直二つの講座（国語教育と国際共生）のかけもちで双方の催しに出席しようとかけまわるのには、いいかげんもう疲れた。あとたった一回だから辛抱しておけばいいことなのかもしれないが、心も身体ももう限界、我慢の糸が切れかけている。

まあ、誰もそれぞれ大変なのだろうけれどね。学生の一人がバイト先の上司が嫌いでたまらず、帰りの電車のアナウンスの声が、その上司に似てるのでいやでたまらないとぼやいていた。皆、苦労しているのだな。