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ほんとにさむい!

外出から帰ったまま、てことはつまり家の外でも通用する厚着のまま、食事してパソコン打ってて、それでも寒い。
まー、冬ですからねー、この方がいいのかもしれないけど。

三浦しをんって、エッセイとか評論とかが死ぬほど面白くて、小説も悪くはないけど、それに比べると迫力負けするのは本人にとっちゃ不幸なことかしらん。それともそんなこと思うのは私だけかしらん。
この前はんぱにあまった図書券で、この人の文庫本を何冊か買って、「むかしのはなし」というのを読んだ。
ネタばれになるかもしれないけど、「2012」の映画を見たあととしちゃタイムリーだった。
ますますネタばれすると、小説の方が過激っちゃあ過激で、ほんとに地球が滅びてしまうんだけど。映画の方は話の展開がうまいので、あきらめて見てしまうけど、ほんとはラストはありゃサギだ。宇宙船と思ってたら、ええとあれ、正確には何なんだ。とにかく、それと宇宙船とじゃ状況は雲泥の差だろうが。まあいい、それほど目くじらたてるほどの内容じゃないんだから(別に悪口ではない)。

まあでも、映画も小説も、人類がほぼ滅びるって話に変わりはなくて、その中で生き残る方に入るためにあなたならどう努力する?と、つい考えさせられるところが何となく、しゃくだ。
何だか現実の、日常の暮らしでも、生き残るためにこういう競争や選別をやってるようなのが、重なってきて、それも妙に不愉快だ(別にこれも悪口じゃない)。

「むかしのはなし」は、それだけだったらけっこうチンケな(しつこいが、これも悪口じゃない)内容なのだが、「やがて滅びる」「永遠に滅びた」暮らし、としてそれを見ると、奇妙に壮大に見えてくるのが、味噌というかマジックというか。

「渚にて」の映画やら小説やら、ずっと昔読んだ武者小路実篤の「人間万歳」とかいう、ものすごく脳天気な(しつこすぎるが、これも悪口じゃない)戯曲もついつい思い出してしまう。

キャラママさん。
さっきのぞいたら、「板坂耀子研究室」のサイト、見られるようになってました。
情報処理センターの先生たち、この寒空に休日出勤して全学のパソコン復旧させたんでしょうか。合掌…じゃなかった、恐縮して感謝!です。

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カツジ猫