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一番うれしいのは

じゅうばこさん
今パソコンの温度計を見たら2度だって。何が「寒さは峠を越した」だ。

ゆきうさぎさん推奨のカタログハウスの「かいまき」を着てしのいでいます。いや~、たしかにあたたかい。省エネにはなりそうですね。

私の方も今日やっと一応授業が終わりました。歌舞伎の忠臣蔵と四谷怪談の話をしたら、学生がおもしろがってくれました。お岩さんは実は気の毒な人で、隣の屋敷のお嬢様のお梅が罪作りだという説明をしたら、一人がレポートに「お梅も好きじゃないけど、伊右衛門はもっと嫌い」と書いていました。そりゃそうだわな。(笑)

授業が終わって、休みになって自分の仕事に打ち込めて、何より助かるのは、精神を安定させるために、自分のきげんをとっていなくてもいいことですよ。
疲れてもぶちきれてもイライラしても、「うるさい!仕事だ!」と自分に言ってなりふりかまわず、がんばればすむ。こんな楽なことったらない。

お店やサービス業や芸能人、皆そうでしょうが、教師をしていて授業や卒論指導していると、特に最近のように疲れていらいらしていると、それを反映させないで、元気で明るく幸福でいないと、講義もうまくできません。そのために、ちゃんと眠ったり食事したり、リフレッシュするためのお風呂だのDVDだの小説だのキャンドルだのフレグランスだの、本当にもう死にものぐるいで自分に優しくし、きげんをとって働かせなくてはなりません。疲れ果てたタレントのマネージャーみたいな気分でずっと生きています。

一人でする仕事は、そんな気遣いがいっさいいらない。自分を甘やかさなくていい。ただひたすらに「やれ~、やるんだ!」とはっぱをかけつづけときゃ、それでいい。
これがもう、どんなに楽か。何の気遣いもなく自分をいじめられる。どんなに自分がきげん悪くてもふてくされても、放っておけばいい。まるでもう、天国みたい!(笑)

幸せで快くしてなければいけないって、膨大なストレスですね~。平常心を保つ必要も何もなく、思う存分狂って荒れて、ただ仕事にはげめばいい幸福を満喫しています。

あらためて、自分は孤独で凶暴な人間だとよくわかりました。文明人や善人の皮をかぶって生きているのは、そろそろ限界のようです。

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カツジ猫